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DeNA株が4年ぶりの上昇率、26%上限に自社株買いへ

更新日時
  • 一時22%高の2149円と2015年3月19日以来の日中上昇率
  • 自社株買いとポケモンとの協業はポジティブサプライズ-アナリスト

ディー・エヌ・エー(DeNA)株が約4年ぶりの上昇率。10日に発行済み株式の26%(3800万株)、500億円を上限とする自社株買いの実施やポケモンとの協業を発表した。一方で今期の業績予想の公表は見送った。

  一時前営業日比22%高の2149円。2015年3月19日以来の日中上昇率となった。16年9月に付けた3955円を高値に右肩下がりとなっており、今年4月には1592円とおよそ3年ぶりの安値を付けていた。

  SMBC日興証券の前田栄二アナリストは10日付のリポートで、今期計画を公表しなかったことはネガティブな印象だが、自社株買いとポケモンとの協業というポジティブサプライズが上回ったとの見方を示した。

DeNA Co. CEO Isao Moriyasu Business Strategy News Conference

自社株買いを行うディー・エヌ・エー

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg *** Local Caption *** Isao Moriyasu

  10日の発表によれば、自社株の取得期間は13日から2020年4月30日までで、市場で買い付ける。資本効率や1株当たりの価値向上が狙い。3月時点の現金などの残高1014億円の半分を自社株買いに使う。ブルームバーグのデータによると、ゲーム事業で提携する任天堂が10%を保有する第2位株主。

  ポケモンとの協業では、今期にポケモンを活用したスマートフォンアプリゲーム配信を予定するが、タイトルの内容や配信時期などの詳細は今後順次公表する。

  同時に発表した1-3月期の売上高は前年同期を下回った。ゲームの新規タイトルが複数進捗中で合理的な数値の算出が困難だとして、今期計画は公表しなかった。社内外の独立起業やスタートアップ企業を支援するため今夏、出資総額100億円のファンドを設立する。

1-3月期の業績
  • 売上高294.7億円-前年同期332.6億円
  • 営業利益49.3億円-前年同期12.7億円
  • 純利益47億円-前年同期2.05億円

 

(株価動向を追加しました.)
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