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LIBORからの移行リスク、新規のディールで消えず-ムーディーズ

  • 市場参加者はかなりの不確実性と複雑さになお直面していると同社
  • キャッシュのインフローとアウトフローがマッチしなくなる恐れも

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)がグローバル金利指標の役割を終える状況に対応し、消費者・企業の借り入れを裏付けとする証券の発行体や、各国の規制・監督当局が対策を講じているが、新規のディールには信用の質を損ないかねない移行リスクがつきまとうと格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがリポートで指摘した。

  同社が9日公表したリポートによれば、ローン担保証券 (CLO)や学資ローン担保証券、家賃収入を裏付けとする証券は、LIBORを参照する原資産を通じてその影響を受けるため、さらなるリスクにさらされる危険がある。

  ジョディ・シェン氏を中心とするムーディーズのアナリストらはリポートで、「新たな説明書が広く導入されていることや他の準備が行われていることはおおむねクレジットポジティブだが、新規のストラクチャードファイナンスのディールにとってLIBORからの移行リスクが消えるわけではない。市場参加者はかなりの不確実性と複雑さに直面している」との見解を示した。

  一部の証券ではLIBORが廃止された段階で最終的に異なる金利が原資産の基準になる可能性があり、キャッシュのインフローとアウトフローがマッチしなくなることもあり得るとムーディーズは分析した。

Top Benchmark

Many recently-issued securitized bonds still have Libor-referenced coupons

Source: Moody's

Note: Data includes Moody's-rated securitized debt from 2018-2019

原題:Libor Phase-Out Still Leaves New Deals at Risk, Moody’s Says(抜粋)

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