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債券は上昇、米中貿易交渉に進展なく午後に買い強まる-株安・円高も

更新日時

債券相場は上昇。米中間の貿易交渉でほぼ進展がなかったと伝わり、米国が中国に対する追加関税を発動すると、株安・円高が進展してリスク回避の買い圧力が強まった。一方、超長期ゾーンは14日の30年債入札を控えて軟調気味となった。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比1銭高の152円77銭。午後には一時152円84銭まで上昇
  • 新発10年物354回債利回りは一時マイナス0.045%と4月26日以来の水準に上昇したが、午後は低下に転じた。
  • 新発20年物168回債利回りは0.365%に小幅上昇

市場関係者の見方

野村証券の金子泰啓リサーチアナリスト
  • 米中貿易交渉の進展を見極めないと動けないため、取引は盛り上がりに欠けている
  • 協議継続が市場のメインシナリオで、数カ月は続くのではないか。ある程度は織り込んできた経緯もあり、リスクオフがさらに加速する状況ではない
  • ここからさらに買い進めていくのには高値警戒感がある半面、悪いニュースへの備えを考えると売るのにも不安がある

10年物価連動債入札

  • 最低落札価格は103円70銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想を上回る
  • 応札倍率は3.72倍と前回の3.34倍を上回り、1年ぶりの高水準に
  • 野村証の金子氏
    • 割安感が支えとなり、無難から強めの結果-BEIは足元で22bp前後だが、元本保証分だけで10-15bpはあるので下値は限定的
    • 商品の仕組み上、名目金利が上昇しないとBEIも上がりにくいが、少なくとも下がりにくいので運用資金をつぶせる場所になり得る
  • 備考:過去の10年国債入札の結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.160%-0.170%-0.055%0.365%0.535%0.560%
前日比 横ばい-0.5bp-0.5bp+0.5bp 横ばい 横ばい
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