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Photographer: Qilai Shen

米中通商協議、最後の瞬間の合意「当てにするな」-ゴールドマン

  • 対中関税引き上げの確率を60%と推計、さらなる紛糾は予想せず
  • 矛盾するニュースが飛び交う中で8日の米株価は上下動
A dock worker directs the loading of shipping containers onto CMA CGM SA's Benjamin Franklin container ship docked at the Guangzhou Nansha Container Port in Guangzhou, China, on Monday, Feb. 1, 2016.
Photographer: Qilai Shen

米国が設定した中国製品に対する関税引き上げを回避する期限は9日いっぱいだ。両国がぎりぎりのところで合意に達すると期待するトレーダーらに対し、ゴールドマン・サックス・グループの発するメッセージは「当てにするな」だ。

  米中の貿易摩擦が本当に悪化するのか、矛盾するニュースが飛び交う中で8日の米株価は上下動した。

  トランプ米大統領は、中国の劉鶴副首相が「合意のために」訪米するとツイート。ホワイトハウスのサンダース報道官は、中国にはこの問題を解決する用意があるとの「徴候」を米国側が把握していると述べた。しかしその直後に、中国商務省は米国が関税を引き上げた場合に取る報復措置を既に準備していると発表した。

  ゴールドマンのアナリスト、アレック・フィリップス氏は「非常に微妙だ」としながらも、関税率が引き上げられる確率を60%と推計している。

  JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)も8日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、期限前に双方が合意するとは考えていないと語っていた。

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U.S. Stocks Swing on Mixed Trade Headlines

  ただゴールドマンは、通商協議がさらに紛糾するとは考えていない。

  トランプ大統領は5日のツイートで、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に対する関税率を10日から25%に引き上げると発表。追加の3000億ドル余りにも25%関税を課す可能性にも言及したが、フィリップス氏はこれが現実となる確率は25%とみている。

原題:Goldman Sachs Says Higher U.S. Tariffs on China Are Coming(抜粋)

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