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トランプ氏、大統領特権を行使-モラー報告書の「保護」で

モラー米特別検察官がまとめたロシア疑惑捜査の報告書を巡り、米司法長官に全文提出を求めた下院民主党からの召喚状を拒否するため、トランプ米大統領は8日、大統領特権を行使した。

  司法省は下院司法委員会のナドラー委員長に宛てた8日付の書簡で、「トランプ大統領は、召喚の対象となった資料全てに関して、大統領特権を行使した」と説明した。

House Judiciary Committee Hearing On Protecting Dreamers And TPS Recipients

ナドラー司法委員長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  下院司法委はこの日、バー司法長官が議会の召喚に応じなかったことを巡り、長官を議会侮辱罪に問うかどうかの採決を実施する。トランプ氏はその委員会で議論が進行中に、大統領特権を行使した。召喚状ではモラー報告書の完全版および、その根拠となる証拠全ての提出を求めていた。

  ホワイトハウスのサンダース報道官は声明で、「ナドラー委員長による露骨な権力乱用、および司法長官からの要請を受け、大統領は保護目的での特権行使に動くほかなかった」と説明した。

  司法省はこの日、ナドラー委員長に対し、モラー報告書の完全版へのアクセスを巡る同委との協議を全て打ち切ると通知。またバー長官は同日、トランプ大統領に書簡を送付し「保護目的での大統領特権の行使」を要請した。

原題:Trump Moves to Shield Mueller Documents Ahead of Contempt Vote(抜粋)

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