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NZ中銀、政策金利を過去最低に下げ-あと1回利下げ余地示唆

更新日時
  • 政策金利フィシャル・キャッシュレートを0.25ポイント引き下げ
  • 雇用の伸びの見通しはより抑えられているとNZ中銀

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は8日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を0.25ポイント引き下げ、1.50%とすることを決定した。世界経済の成長が減速し、インフレも弱い状況で、NZ中銀はさらに1回の利下げの可能性を示唆した。

  NZ中銀は声明で、「金融政策委員会(MPC)は、政策の責務と整合的な雇用とインフレの見通しを支えるには、OCRの引き下げが必要だと判断した。雇用は最大持続可能水準に近い。しかしながら雇用の伸びの見通しはより抑えられており、生産能力の圧力は2019年にやや緩和される見通しだ。その結果として、インフレ圧力は緩やかな上昇ペースにとどまると予想される」と説明した。

  中銀はその上で、「このような雇用とインフレの見通しを前提とすれば、今回のOCR引き下げは、われわれの目標達成と大いに整合的であり、金利についてよりバランスの取れた見通しを提供する」との認識を示した。

  NZドルの対米ドル相場は政策決定発表後に一時1.2%下落し、1NZドル=0.6527米ドルと昨年11月以来の安値を付けた。ウェリントン時間午後2時44分(日本時間午前11時44分)現在、1NZドル=0.6580米ドル。声明発表前は0.6602米ドルだった。

Slowing growth and inflation prompts RBNZ to cut

  NZ中銀がこの日発表した予測では、2016年11月以降1.75%に据え置かれていたOCR(平均)が、年末までに1.48%、20年7-9月(第3四半期)までに1.36%に低下する見通しが示されており、あと1回の利下げがあり得ることをうかがわせる。これは追加利下げの確率が50%前後であることを示唆しているとASB銀行のチーフエコノミスト、ニック・タフリー氏は指摘した。

  中銀は短期的なインフレ率予想を上方修正し、19年の見通しは1.6%と、従来の1.4%から引き上げられた。ただ、インフレ率は21年4-6月(第2四半期)になるまで中銀の目標レンジの中間値である2%に達しないと見込まれている。達成時期の見通しは従来の予測より6カ月遅くなった。

原題:New Zealand Cuts Interest Rates to Historic Low; Kiwi Drops (1)
RBNZ Cuts Key Rate 25 bps to 1.5% as Seen by Most Economists
New Zealand’s Dollar Slides to 6-Month Low After RBNZ Cuts Rates(抜粋)

(5、6段落目にコメントやインフレ予想などを追加して更新します.)
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