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Photographer: Yuriko Nakao

44兆円の資金、日本から海外に向かう可能性-円の下押し圧力にも

  • 日本国債の満期償還金は海外投資に向けられる可能性
  • 資金の流れが円を押し下げる公算-JPモルガン
A Japanese 10,000 yen banknote is reflected in a table surface in an arranged photograph in Tokyo, Japan.
Photographer: Yuriko Nakao

日本の投資家は令和の時代の取引初日となった7日、新たな気持ちで市場に臨んだが、抱える問題は平成の時代と同じだった。超低金利の中、資金を何で運用するかだ。

  JPモルガン・チェース銀行の佐々木融市場調査本部長と石川真央子ストラテジストによると、日本の投資家は2019年度(19年4月-20年3月)に、保有している国債のうち44兆円相当が償還期限を迎える見通しだ。例年より長いゴールデンウィークの連休が終わった今、投資家は資金を海外で活用しようとし、それが円の重しとなるだろうと両氏は指摘する。

  両氏によれば、日本の機関投資家の大半は、円が急上昇する可能性を懸念し、この長い連休の前に海外投資でポジションを取ることを控えた。米中の貿易協議の展開を見極めたいと考える投資家もいるかもしれないが、待てない投資家は多く、早めに円を売り始める可能性があると分析している。

Yen strengthened during Japan's extended holiday

原題:A $400 Billion Japanese Wave of Cash May Be Heading Overseas(抜粋)

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