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ソフトバンク、今期営業増益と増配計画-ヤフー連結化へ4565億円

更新日時
  • 今期配当予想は前期比10円増の85円、配当性向は85%に
  • 3ー5年以内には営業利益1兆円企業にしたい-宮内社長
ソフトバンクの孫正義社長

ソフトバンクの孫正義社長

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
ソフトバンクの孫正義社長
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

国内通信会社のソフトバンクは、今期(2020年3月期)の連結営業利益を前期比3.5%増の8900億円と計画した。6月末までにヤフーを連結子会社化する。

今期業績計画(前期比)

  • 売上高 4兆8000億円(+2.1%)
  • 営業利益 8900億円(+3.5%)
  • 純利益 4800億円(+3.0%)

  8日発表の決算資料によると、増収要因はスマートフォン契約数の増加や法人事業の拡大など。1株当たり配当予想は前期比10円増配の85円、配当性向は85%とした。ソフトバンクは、電子商取引やモバイル決済事業で協業してきたヤフーとの関係を深めるため、ヤフーが行う新株発行による第三者割当増資を引き受ける。株式の追加取得額は4565億円で、所有割合は12%から45%に高まる。

  一方、親会社のソフトバンクグループは、ヤフーが実施する株式の公開買い付け(TOB)に応じ、所有割合36%に相当する5265億円を得る。

  ソフトバンクの宮内謙社長兼最高経営責任者(CEO)は会見で、「3ー5年以内には営業利益1兆円企業にしたい」と述べた。また、ヤフーの連結化については、ソフトバンクの株主に「間違いなくプラスになる」と発言。「兄弟と親子は違う」とした上で、子会社化したことでヤフーの収益を伸ばせば、ソフトバンクの利益にもなるとの認識を示した。

SoftBank's Blockbuster IPO Said to Hit Retail Sales Target

上場後初の通期決算となったソフトバンク

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  ソフトバンクは昨年12月に東京証券取引所1部に新規上場し、今回が初の通期決算だった。今年6月には競合のNTTドコモが新料金プランを導入するほか、10月には楽天が移動体通信事業者(MNO)としてサービスを開始する予定で、市場では今後の料金値下げ競争の激化に対し懸念が根強い。

  同社は、自動運転を見据えたトヨタ自動車との合弁事業を強化するなど非通信事業の収益基盤を強化し、安定的な高配当の継続を目指す構えだ。高速大容量の第5世代通信規格(5G)に向けた対応も課題となっている。

  ソフトバンクの株価はこれまで、一度も公開価格の1500円を上回ったことがない。時価総額は6.3兆円と、大手通信3社の中でNTTドコモKDDIに次ぐ3位となっている。

1ー3月期実績

  • 売上高9696.5億円、市場予想9870.6億円
  • 営業利益845.1億円、市場予想943.3億円
  • 純利益348.8億円、市場予想430.8億円
(宮内社長の発言内容を追記します.)
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