コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(5月8日):株式、債券、為替市場

更新日時

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は大幅続落、米中摩擦警戒やボラティリティー上昇-全業種安い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は3日続落し、TOPIXは3カ月ぶり安値。米国と中国の通商交渉に対する警戒から米国株市場が大幅安となった流れや為替の円高からリスク回避の動きが強まり、機械や電機など輸出関連、商社や非鉄金属、化学といった景気敏感業種中心に売りが継続した。東証33業種すべて安い。  

  • TOPIXの終値は前日比27.51ポイント(1.7%)安の1572.33と、2月8日以来の安値
  • 日経平均株価は321円13銭(1.5%)安の2万1602円59銭と4月2日以来の安値

 
  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「米国株はもともと戻りの限界値を迎えていた」と指摘。米中交渉については「トランプ米大統領は経済優先だが、政権内に安全保障優先の勢力が増えると本当に関税引き上げにつながりかねない」とし、「米中の関税引き上げが景況感を悪化させるとみる投資家が増えるとボラティリティーが上昇し、株価の下落圧力が強まる」と述べた。

  • 東証33業種では精密機器、空運、化学、非鉄、ガラス・土石、食料品、機械、卸売が下落率上位

  
●超長期債が上昇、米中通商懸念拡大で買い優勢ー10年入札は無難通過

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券市場では超長期債が上昇した。米国と中国の貿易摩擦に対する懸念の強まりを背景に株安・円高が進む中、リスク回避の買いが優勢だった。この日の10年利付国債入札を無難に通過した一方、中期債の上値は重く、先物は上げ幅を縮小した。

  •  新発30年物62回債利回りは一時1.5ベーシスポイント(bp)低い0.525%、新発40年物11回債利回りは2bp低い0.56%まで下げ、いずれも4月中旬以来の低水準を付けた
  • 長期国債先物6月物の終値は前日比1銭高の152円77銭。午前に付けた高値152円84銭から上げ幅縮小
  • 新発10年物354回債利回りは横ばいのマイナス0.055%

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
  • 米中協議は関税引き上げの先延ばしも考えられるが楽観視しておらず、不透明感が強い中で債券にフォローが続く
  • 10年入札結果は悪くはなかったが、水準的な警戒感がある上、中期債の金利下げ渋りが先物や10年債の重しに
  • こうなると資金はプラス金利の超長期ゾーンに流れやすく、ブルフラット(平たん)化した

10年国債入札

  • 最低落札価格は101円57銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値と一致
  • 応札倍率は4.44倍と前回5.07倍を下回る、テール(最低と平均落札価格の差)は2銭と前回1銭から若干拡大

  
●ドル・円が一時110円割れ、米中摩擦激化懸念で6週間ぶり安値

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は一時1ドル=110円割れとなった。9日からの米中閣僚級協議を前に貿易摩擦激化への懸念が高まり、世界的な株安を背景にリスク回避に伴う円買いが進んだ。   

  • ドル・円は午後3時33分現在、前日比0.2%安の1ドル=110円02銭。110円29銭を日中高値に、一時109円90銭と3月25日以来の水準まで下落
  • ユーロ・ドルは0.2%高の1ユーロ=1.1210ドル。独鉱工業生産指数の上振れを手掛かりに一時1.1213ドルまで上昇
  • ニュージーランド(NZ)・ドルはニュージーランド準備銀行(中央銀行)による利下げを受けて一時急落
    • 対ドルで一時1.2%下げて1NZドル=0.6527ドルと昨年11月以来の安値を記録。対円では一時1月4日以来の1NZドル=72円割れ

三井住友銀行市場営業部NYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • 木、金と2日間の交渉日程しかない中で、マーケットは関税引き上げ止むなしという方向のシナリオを意識せざる得ない
  • 先週までは中銀のハト派的な政策スタンスを背景にゴルディロックス的な動きをやっていただけに、株は高値からのダウンサイドが意識されやすい
  • 米中交渉の行方がクリアになるまでは、ドル・円の下バイアスが続くだろう
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE