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トランプ政権、全米貧困基準の算出方法変更も-福祉利用減る可能性

  • 行政管理予算局は連鎖CPIへのシフトを提案
  • 連鎖CPI導入なら貧困ラインの上昇ペースが鈍化する
A woman walks down a street in Cumberland, Kentucky.
A woman walks down a street in Cumberland, Kentucky. Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg
A woman walks down a street in Cumberland, Kentucky.
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

トランプ米政権は全米貧困基準の算出方式を変更する可能性がある。変更されれば、現在、ぎりぎりで貧困とされている層が福祉プログラムを利用できなくなる恐れがある。

  ホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)は6日の公示で、この動きは「公的貧困ライン」でのインフレの計算方法の変更を伴うだろうと説明。現行の算出方式は数十年前から、一定の連邦プログラムや給付金の加入・受給基準として使われてきた。

  1960年代に初めて設定された公的貧困ラインは、最低食費の3倍とされ、物価上昇に伴い毎年調整される。2018年では4人家族の世帯収入が2万5900ドル(約287万円)以下は貧困レベルとみなされた。この基準値がメディケイド(低所得者向け医療保険制度)やフードスタンプ(食料配給券)など連邦・州・非営利プログラムの加入基準となる。

  OMBが連邦公報で示した案の1つは、従来のインフレ指標よりも物価上昇ペースが常に緩やかとなる連鎖基準方式のCPI(消費者物価指数)にシフトすることだ。連鎖CPIは、特定の品目が大幅に値上がりすれば消費者は比較的安い品目で代用すると想定しているため、インフレの伸びが比較的小さくなる。

原題:Trump May Redefine Poverty, Cutting Americans From Welfare Rolls(抜粋)

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