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メイ政権「関税同盟のような条項」準備か、労働党との協議で

  • 物品の検査を実施しない関税同盟のような取り決めを提案と関係者
  • メイ政権と労働党のチームは7日に協議を再開する予定

メイ英政権の当局者は欧州連合(EU)離脱の行き詰まり打開に向け、最大野党・労働党との離脱案を巡る合意に道を開くため、EUとの国境を往来する物品の検査を行わない関税同盟のような取り決めを定める条項を「EU離脱協定法案」に書き込む準備をしている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

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メイ英首相

写真家:Simon Dawson / Bloomberg

  このような動きは雇用と貿易の保護を主張する労働党の主要な要求を満たす狙いがあるが、同党と政権側のチームが7日に協議を再開する際、首相案への同意をコービン党首に促す十分な材料とならないこともあり得る。

  一方、政権内のフォックス国際貿易相など離脱推進派の閣僚や与党保守党のレッドソム下院院内総務(閣僚級)は、EUとの緊密な関税・貿易体制に同意するよりも辞任を選ぶ危険がある。

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英労働党のコービン党首

写真家:Chris J. Ratcliffe / Bloomberg

  メイ首相は5日付の英日曜紙メール・オン・サンデーに寄稿し、与党が議席を大幅に減らし、労働党も議席減となった先週の地方議会・首長選の結果について、EU離脱を急いで実現させてほしいという有権者の意向が反映されたと主張。「有権者の声に耳を傾け、しばらく意見の違いを脇に置き、合意を成立させようではないか」と労働党のコービン党首に訴えた。


原題:May Is Said to Draft New Customs Law for Brexit Deal With Corbyn(抜粋)

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