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ボーイング、737MAXの警告機能不備巡る公表遅れる

  • 警告灯が作動しないことをライオンエア機の墜落事故前に認識
  • 航空会社とのコミュニケーションが不十分だったとFAAは批判

ボーイングは5日、737MAXのコックピットの警告機能が同機種の買い手に説明していたように作動しないことを墜落事故の前に認識していたことを明らかにした。

  同社の資料によれば、インドネシアの格安航空会社ライオンエアが昨年10月に墜落事故を起こした後まで、ボーイングはそうした認識を航空会社や米連邦航空局(FAA)と共有していなかった。事故では1つの迎え角(AOA)センサーが誤った表示を出してソフトウエアが作動し、パイロットが制御不能になるまで機首が下がり続けた。

Wait for It: Why Boeing 737 Max Software Fix Is Taking So Long

ボーイング 737MAX8

写真家:Mike Kane / Bloomberg

  ボーイングの新たな発表を受け、737MAXの開発および試験、それに同社の透明性欠如を巡り新たな疑問が生じている。2つのセンサーが機首と気流の関係について矛盾するデータを示した際、警告灯が作動するはずだった。同社は前世代機の737同様にこのAOA不一致アラートがMAXの標準装備だと航空会社やパイロットに説明していたが、実際はオプションのインジケーターを購入した顧客にだけ作動していた。

  6日の米株式市場では貿易戦争を巡る懸念で売り優勢となる中で、ボーイングの株価は1.3%安で引けた。

  警告が作動しなかったことについて、FAAの評価委員会は「低リスク」と判断したが、「ボーイングが運航会社と適宜もしくは事前にコミュニケーションを取っていれば、混乱の低減または回避につながっただろう」とFAAが5日指摘した。

Boeing Under Pressure as Second 737 Max Crash Sees Jets Grounded

エチオピア航空機の墜落現場

Photographer: Jemal Countess/Getty Images

原題:Boeing Held Off for Months on Disclosing Faulty Alert on 737 Max(抜粋)

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