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債券小幅高、米中貿易懸念で買い先行-オペ結果や10年入札警戒は重し

更新日時

令和最初の取引となった債券相場は小幅高。米国と中国の貿易交渉を巡る懸念が再び強まったことを受けてリスク回避の買いが先行した。一方、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果や、明日の10年債入札への警戒感から上値は限定的となった。

  • 長期国債先物6月物の終値は前営業日比3銭高の152円76銭。一時は152円90銭まで上昇
  • 新発10年物354回債利回りは一時、1.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.065%と4月11日以来の水準に低下。その後マイナス0.055%まで低下幅を縮める

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 世界的な景況感の底打ち期待があったが、米中の貿易問題で頭を打たれる格好となった
  • 米中問題がこじれると、世界経済の減速という話の方が再び優位になってしまうため、債券市場にとってはフォローになる
  • ただ、上値を買う動きは乏しく、下がれば押し目が待っているという状況は変わらない
  • 8日の10年債入札、もともとマイナスの利回り水準で国内投資家の需要が乏しいところにさらに金利が低下すると、重めの結果になる可能性も警戒される

日銀オペ

  • 残存期間1年超5年以下と10年超が対象、買い入れ額は各ゾーンとも前回から据え置き
  • 応札倍率は残存10-25年が3.76倍、25年超が4.59倍と、ともに2月以来の高水準となり、売り圧力の強まりを示唆
  • 1-3年は2.73倍と前回から低下、3-5年は2.64倍に上昇
  • 岡三証の鈴木氏
    • 超長期ゾーンの利回りが低下したところでそれなりに売りが出た感がある
    • オペの結果を受けて超長期を中心に長いゾーンの買いは小休止となった
  • 備考:過去のオペ結果一覧

背景

  • 米が対中関税引き上げへ、中国が約束を撤回-USTR代表
  • 6日の米10年物国債利回りは前営業日比6bp低下の2.47%程度。この日の時間外取引では2.49%台に上昇

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.165%-0.175%-0.060%0.355%0.540%不成立
前営業日比-1.0bp-0.5bp-1.0bp-1.5bp-2.0bp ー
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