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Photographer: Brendan Smialowski/Bloomberg

トランプ氏ツイート、利下げ観測後押し-パウエル氏の取り組みに逆行

  • 低インフレ「一過性」との説明に対し、貿易摩擦の高まりが意識され
  • 金融環境の引き締まり、早期利下げ観測再燃させる可能性
The U.S. Federal Reserve building stands in Washington D.C.
Photographer: Brendan Smialowski/Bloomberg

トランプ米大統領は通商協議のさなか、単に不満を示しただけだったかもしれない。それでも対中関税を引き上げるとする警告によって、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が形成してきた市場の利下げ観測の後退は、一部巻き戻されることとなった。

  トランプ氏の5日のツイートを受けて、リスク資産は動揺。パウエル議長は先週、インフレを抑制している要因は「一過性」のものであり、緩和政策期待の原動力にはあまりならないというメッセージを発したが、同ツイートを受けた市場では貿易摩擦が高まる可能性について考える動きが広がった。マネーマーケットでは今や2020年4月の0.25ポイント利下げが織り込まれている。先週末時点では、同利下げ時期の見通しは来年半ばだった。

  メドレー・グローバル・アドバイザーズのベン・イーモンズ氏らアナリストは、ドル高を背景とした株安が鍵になると指摘。これが金融環境の引き締めにつながり、こうした状況が続けば利下げが早期に実施されるとの見方が再燃する可能性があるという。

Futures lower slightly the trajectory for the fed funds rate

  クレディ・アグリコルのG10通貨調査グループ責任者、バレンティン・マリノフ氏は「金融環境の持続的な引き締まりは、先制的な米利下げに関する議論を支えるだけだ」と述べた。

  米10年債利回りは一時2.48%と、月初来の低水準となった。

Falling share prices and higher volatility work against Fed's efforts

原題:Trump Tweets Jump Start Rate-Cut Bets, Unraveling Powell Efforts(抜粋)

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