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中国、当局者は依然として訪米を計画-トランプ大統領の警告後も

更新日時
  • トランプ米大統領は5日に中国製品に対する関税引き上げを警告
  • 日程および交渉団を劉鶴副首相が率いるかの質問には回答せず
トランプ大統領

トランプ大統領

Photographer: Alex Wroblewski/Bloomberg
トランプ大統領
Photographer: Alex Wroblewski/Bloomberg

中国は今週に予定している貿易協議のための高官の訪米を延期することを検討していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。トランプ米大統領が中国製品に対する関税引き上げを警告したことに対応した。

  ただ、外務省の耿爽報道官が6日発表したところによると、代表団は交渉のためワシントンを訪れる準備を続けている。訪問の日程および交渉団を劉鶴副首相が率いるかどうかについての質問には答えなかった。

  「関連の状況についてさらに情報収集に努めているところだ」と同報道官が北京での記者会見で述べた。「今言えるのは、中国チームが貿易協議のため米国に行く準備をしているということだ」と説明した。

  トランプ米大統領は5日のツイートで、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆1000億円)相当に対する関税率を現行の10%から25%へと引き上げると警告。現在対象となっていない3250億ドル相当の中国製品にも25%の関税を拡大する可能性を示唆した。

  劉鶴副首相は米国との協議のため、約100人の代表団を率いて8日にワシントンに到着する予定となっていた。先週北京を訪れたライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官は、生産的な協議を持ったとしていた。

  トランプ大統領の発言が協議を巡る懸念の深まりを反映したものか、交渉のための戦術なのかは不明。事情に詳しい関係者は先週、米国側が10日の合意発表を目指していると述べていた。

  米国と中国は昨年から続けている協議を延長できるよう、関税引き上げ合戦など貿易戦争の休戦で合意していた。トランプ大統領の5日の発言は、交渉進展についての双方からの楽観的な発言に逆行するものだった。

  この突然の転換は、技術移転の問題など先の幾つかのコミットメントを後退させるような中国の姿勢に対する米国側の不満増大を反映していると、事情に詳しい関係者2人が述べた。これがトランプ政権内で関税引き上げなど強硬措置を主張するタカ派を勢いづかせているという。

President Trump Meets Chinese Vice Premiere Liu He At White House

劉鶴副首相

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

原題:China Says Officials Still Planning U.S. Trip After Trump Threat(抜粋)

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