コンテンツにスキップする

北朝鮮が飛翔体を日本海に向け発射、韓国軍合同参謀本部が発表

更新日時
  • 東岸の元山から日本時間4日午前9時6分ごろ発射
  • 日本の安全保障に直ちに影響を与える事態は確認せず-防衛省

北朝鮮は4日、東方沖に向けて「多数の」飛翔体を発射した。韓国軍合同参謀本部が発表した。北朝鮮による飛翔体発射は2017年11月以来。

  合同参謀本部は当初、ミサイル発射としていたが、飛翔体に修正した。当初の発表によると、発射は現地時間4日午前9時6分ごろ(日本時間と同)で、北朝鮮東岸の元山から日本海に向けた飛行距離は70-200キロメートルだった。

North Korean Leader Kim Jong Un Visits The Monument to War Heroes and Martyrs And Ho Chi Minh Mausoleum

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長

Photographer: Jorge Silva/Pool via Bloomberg

  日本への影響について防衛省はウェブサイトで「我が国領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されていない」とし、「現時点において我が国の安全保障に直ちに影響を与えるような事態は確認されていない」との声明を発表した。

  ホワイトハウスのサンダース報道官は「北朝鮮の行動を承知している。必要に応じ、監視を続ける」との声明を出した。また、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)はトランプ大統領に事態について報告したと、政権高官が匿名を条件に明らかにした。

  韓国外務省は、康京和外相が今回の発射についてポンペオ米国務長官と電話会談したと発表。これとは別に、李度勲・朝鮮半島平和交渉本部長が米国のビーガン北朝鮮担当特別代表に電話したことも明らかになった。ビーガン氏は来週、日本と韓国を訪問予定。  

  韓国軍合同参謀本部は「現時点でわが軍は追加発射への警戒を強めており、緊密な連携を通じて引き続き備えを強化している」と説明した。

  日本の外務省は、アンゴラ訪問中の河野太郎外相が日本時間この日の午前11時頃からポンペオ米国務長官、午後0時45分過ぎから韓国の康外相と電話会談を行ったと発表。それぞれ、情報の確認・共有とともに引き続き日米および日韓、日米韓で緊密に連携していくことを確認したことを明らかにした。

  北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は米本土に到達可能とされる大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射させた17年11月以降、核弾頭を搭載できるミサイルの発射実験を控える姿勢を示し、これがトランプ大統領との朝鮮半島非核化に向けた交渉を支えてきた。短距離の飛翔体発射はこの姿勢に必ずしも反するものではないが、2月にハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わってからの金委員長の不満を示唆している。

原題:North Korea Launches Projectiles in Signal to Trump (1)(抜粋)

(第7段落に外務省発表を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE