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ドラギECB総裁の金利「階層化」論、バイトマン氏は効果を疑問視

  • 議論で正常化期待が変化、追加的な負担生じた-ドイツ連銀総裁
  • ドイツの経済成長けん引役、今も健在-バイトマン総裁

ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は3日、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が示唆したマイナス金利政策の見直しについて沈黙を破り、これに異論を唱える一部の政策委員会メンバーに加わった。

Deutsche Bundesbank President Jens Weidmann Annual News Conference

バイトマン・ドイツ連銀総裁

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

  ドラギ総裁がマイナス金利の影響緩和策を検討する方針を示したことに関し、バイトマン総裁は金利のいわゆる「階層化」を導入すれば、銀行がマイナス金利で抱える負担は一部軽減され、一定の利点があるかもしれないと発言。ただ、経済成長とインフレの見通しがちょうど改善を示したところで、利上げ時期に関して誤ったメッセージを送るリスクがあり、このリスクは利点を上回ると論じた。

  バイトマン氏はフランクフルトで、「現在議論されているような金利の階層化が実現すれば、確かに負担が軽減されたとの感触はあるだろうが、最終的には極めて小さな影響しかない」と主張。「この議論によって正常化への期待が変化したが、それがもたらす追加の負担に比べれば、軽減は大したものにならないだろう」と続けた。

  マイナス金利の影響軽減を巡る最近の議論について、バイトマン氏が率直に意見を表明したのはこれが初めて。これまでは金利階層化の効果を「必ずしも過大に評価しない」と述べるにとどめていた。

  同氏はまた、ドイツ経済にまだ改善の兆しは広がっていないものの、消費と雇用市場の堅調がいずれ景気全体を上向かせる良い兆候になっていると指摘。景気を悲観する必要はないとし、「成長をけん引する重要な要素はなお健在だ」と語った。

原題:Weidmann Joins ECB Doubters on Draghi Move to Soften Rate Impact(抜粋)

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