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5月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが対主要通貨で下落-雇用統計受けロング解消広がる

  3日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨全てに対して下落。4月の米雇用統計を受けて米短期債の利回りが低下した。雇用統計では雇用者数の伸びが市場予想を上回った一方、平均時給は予想に届かず、市場ではドル・ロングの解消が広がった。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は約0.4%低下と、1日の下げとしては3月20日以来最大。雇用統計の発表直前には一時0.3%高となったが、発表後に反転した。週間ベースでは4月半ば以降で初のマイナス
    • 4月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は26万3000人増(市場予想19万人増)、平均時給は前月比0.2%増(予想0.3%増)、前年同月比では3.2%増(予想3.3%増)
    • ISM非製造業景況指数は予想外に2カ月連続での低下となり、2017年8月以来の低水準
  • 米2年債利回りは雇用統計発表後に一時、今週の最高水準に上昇したが、その後は同水準から5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り低下
  • ニューヨーク時間午後4時半現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。ドルは対円で0.4%安の1ドル=111円10銭。対ユーロでは0.3%下げて1ユーロ=1.1202ドル

欧州時間の取引

  欧州時間はドルが上昇、対ユーロでは3日続伸となった。主要10通貨でドルに対して上げたのはカナダ・ドルと円のみだった。ただ米雇用統計の発表を控え、主要通貨はレンジ取引にとどまった。
原題:Dollar Broadly Lower as Longs Bail After Jobs Data: Inside G-10(抜粋)
Dollar Climbs Before Payrolls Data and Fed Speakers: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が反発、雇用統計で景気への信頼強まる

  3日の米株式相場は反発。4月の米雇用統計を受けて米経済への楽観が高まったことから、上昇の勢いが増した。

  • 米国株は反発、S&P500種は1カ月ぶり大幅高
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り2.53%
  • NY原油先物は反発、米雇用増を好感-週間では2週連続安
  • NY金先物は反発、米賃金の伸びが予想下回り

  S&P500種株価指数は約1カ月ぶりの大幅高。雇用統計ではインフレを誘発せずに労働市場が成長を支えられることが示され、米金融当局の辛抱強いスタンスを後押しする格好となった。米国債はほぼ変わらず。ナスダック100指数は最高値を更新。テスラは転換社債と株式の発行で23億5000万ドルを調達した。資産家で投資家のウォーレン・バフェット氏はCNBCに対し、アマゾン株を購入していると明らかにした。

  S&P500種は1%高の2945.64。ダウ工業株30種平均は197.16ドル(0.8%)上げて26504.95ドル。ナスダック総合指数は1.6%上昇で終了した。ニューヨーク時間午後4時33分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.53%。

  リスク資産が買われた背景には、米雇用者の伸びが力強く、失業率は1969年以来の低水準となったことがある。リセッション(景気後退)に陥りつつあるとの懸念が和らいだ。一方、平均時給の伸び悩みを受け、米金融当局がなお緩和政策を強いられるとの観測は残った。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の今週の発言を受け、次の行動が利下げになるとの観測は後退していた。

  プラム・バランスト・ファンド(ウィスコンシン州マディソン)のファンドマネジャー、トム・プラム氏は「今はゴルディロックスの状況にある。熱過ぎず、冷た過ぎず、ちょうどいい感じだ」と指摘。「株式にとってリスク選好の環境になるだろう。世界の経済成長によって収益を得る企業があるため、投資家は株式市場に資金を投じるだろう」と述べた。
  ニューヨーク原油先物相場は反発。米雇用者の伸びが市場予想を上回り、国内経済の強さが示唆されたことを好感した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は13セント(0.2%)高の1バレル=61.94ドル。米国での生産急増を消化し、週間では2.2%下げて2週連続安。ロンドンICEの北海ブレント7月限はこの日10セント高の70.85ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。4月の米雇用統計では雇用者数の伸びが加速したものの、平均時給の伸びが予想を下回ったことから、米金融当局の辛抱強いスタンスが正当化されるとの見方が広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.7%高の1オンス=1281.30ドルで終了した。週間では0.6%下落。
原題:U.S. Stocks Roar as Jobs Data Bolster Confidence: Markets Wrap(抜粋)
Oil Advances as Jobs Growth Adds Strong Demand to Supply Strains
Gold Futures Rise as Traders Focus on Stalled U.S. Wage Growth
  

◎欧州債:ドイツ債が上げに転じる、米雇用統計に反応-英国債軟調

  3日の欧州債は米雇用統計に反応してドイツ債が上げに転じたが、終盤にかけて上げ幅を削った。イタリア債はほぼ変わらず。英国債は軟調だった。

  • ドイツ債は上げ幅縮小。中核・準中核国債のイールドカーブはフラット化した。
  • イタリア債のパフォーマンスはスペイン債を下回った
  • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて0.02%、フランス10年債利回りは1bp下げて0.37%、イタリア10年債利回りは1bp上昇の2.56%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Pare Loss, Italian Bonds Little Changed: End-of-Day Curves

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