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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株と国債が下落-雇用統計と米中協議に注目

Commuters exit a Wall Street subway station near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, April 24, 2017. U.S. stocks climbed as the weekend vote in France triggered a rally in global equities, and President Trump vowed to announce tax reforms this week.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

2日の米株式相場は続落。米国債利回りは上昇した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示された金利に関する見解が影響した。3日発表の米雇用統計と米中通商協議に関するニュースを市場は待っている。

  • 米国株は続落、前日のFOMC受け利下げ観測後退
  • 米国債は下落、10年債利回り2.54%
  • NY原油先物は1カ月ぶり安値、米ロの供給増リスク
  • NY金は続落、パウエル議長発言受けドル上昇

  S&P500種株価指数は最高値から一段と離れた。米中貿易協議の行方がいまだに不透明なことが懸念された。エネルギー株は原油相場につれ安。キャタピラーも安い。同社は過去最高の配当を発表したものの、投資家の期待には届かなかった。一方、テスラは上昇。社債と普通株の発行で合計約20億ドル調達する計画が好感された。ビーガン(完全菜食主義者)向けのチキンやビーフ代替食材を製造するビヨンド・ミートは新規株式公開(IPO)後の初取引で急伸。米国の初取引での上昇率としては過去10年余りで最大となった。IPOでは少なくとも2億ドルを調達した。

  S&P500種は0.2%安の2917.52。ダウ工業株30種平均は122.35ドル(0.5%)下げて26307.79ドル。ナスダック総合指数は0.2%安で終了した。ニューヨーク時間午後4時44分現在、10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.54%。

  米国債利回りは上昇。米金融当局が政策金利を引き下げる前に、予想よりも長期にわたって現行水準で維持するとの見方がデリバティブ(金融派生商品)市場で広がった。米国のインフレは「一過性」の要因で抑制されている可能性があるとのパウエル議長発言を受け、利下げ時期の見通しが2019年12月から2020年に後退した。経済の健全性に関する次の手掛かりを得ようと、3日の雇用統計に注目が集まる。

  エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ケイト・ウォーン氏は「多くの投資家が米金融当局は年内に利下げを実施するかもしれないと考え、そうした期待がある程度高まっていた」と指摘。インフレに関して『一過性』との声明文言は、低インフレに対応して金利を引き下げる必要があると当局はみていないことを示した。売りが出ているのはそれが一因だ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続落し、1カ月ぶりの安値を付けた。米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した週間統計で原油在庫が2年ぶり高水準になったことが引き続き売り材料となった。ロシアの原油生産は石油輸出国機構(OPEC)と合意した水準を上回り、減産目標を順守できない格好となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は1.79ドル(2.8%)安の1バレル=61.81ドル。これは4月1日以来の安値。ロンドンICEの北海ブレント7月限は2%下げて70.75ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言に支えられ、ドルが上昇したことが背景。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は1%安の1オンス=1272ドルで終了した。一時は1.3%安の1267.30ドルと、中心限月としては昨年12月以来の安値を付ける場面もあった。

原題:Stocks, Bonds Drop as Focus Turn to Trade and Jobs: Markets Wrap(抜粋)
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