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FRB、主要政策金利制御のための取り組み本格化か

  • 実効FF金利のコントロール維持のためIOER引き下げ
  • パウエル議長はレポ制度について検討することになると発言

米金融当局は同国経済の安定を保つだけでなく、そのために活用する主要政策金利も引き続き制御しようと奮闘している。既存の手段で太刀打ちできるかどうかは不明だ。

  主要政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の実効レートは米金融当局の誘導目標レンジの上限に近づいている。金融当局は1日、実効FF金利を下方に誘導するため、超過準備の付利(IOER)の引き下げを決めた。この動きを「小さな技術的調整」と説明したパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、当局の目標達成を支えるもう1つの手段として、新たな種類のレポ取引プログラムを創出して、さらに一歩踏み込むべきかどうか、当局者が検討する方針であることを認めた。

Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision

パウエルFRB議長

Photographer: Anna Moneymaker/Bloomberg

  グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「IOERモデル全体に最初から欠陥があった」と指摘。「実効FF金利を制御するのには不適切であり、金融当局は最終的に新たな政策手段を導入する必要があるだろう」と語った。マイナード氏は、レポ制度が最も明快な手法だろうと述べつつも、金融当局がそうしたアプローチを取るかどうかは分からないと話した。

IOER level cut after fed funds rate crept higher within target band

  1日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に記者会見したパウエル議長は質疑応答で、「レポ制度をわれわれの道具箱に新たに加える可能性について、アイデアを検討することになるだろう。今後の会合で検討すると想定される」とコメントした。

  イアン・リンゲン氏率いるBMOキャピタル・マーケッツのストラテジストは、こうしたレポ制度が来年末までに打ち出される確率を50%前後とする推計を示した。

原題:Battle for Control of the Fed’s Main Target Looks Set to Rage On(抜粋)

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