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Photographer: AFP Contributor/AFP

FRB、実効FF金利の制御目指す-IOER引き下げで

  • IOERを2.35%に引き下げて2日から実施
  • パウエル議長は「小さな技術的調整」と説明、効果は不明
The markets overreacted to the latest Fed decision.
Photographer: AFP Contributor/AFP

米金融当局は1日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを据え置く一方で、実効FF金利を制御するための手段の1つについて、金利引き下げを決めた。

  連邦準備制度理事会(FRB)は超過準備の付利(IOER)を5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げて2.35%とし、2日から実施する決定を下した。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)はFF金利の誘導目標を2.25-2.50%のレンジに据え置いた。パウエルFRB議長はIOERを巡る決定について、「小さな技術的調整」であり金融政策スタンスのいかなる変更も反映していないと説明した。

IOER level cut after fed funds rate crept higher within target band

  米金融当局によるIOER引き下げは、誘導目標レンジ内での実効FF金利のここ数週間の上昇を受けたものだ。実効FF金利は過去1カ月余りにわたりIOERを上回って推移し、他の短期資金調達市場の上昇圧力などを背景に、今週には2.45%に達した。

  FRBによる最新の微調整が実効FF金利に対する上昇圧力を抑制するのに効果的かどうかはまだ不明だ。

  • IOER引き下げは、民間銀行が各連銀に超過準備を預けておくインセンティブを減らして、FF市場など他の短期金融市場に資金を回すように促すことで、実効FF金利に下押し圧力をかける可能性がある
  • パウエル議長はFOMC後の記者会見で、われわれが実効FF金利を「制御できることが重要だ」と語った
  • 今回の決定に先立ち、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のマーク・カバナ氏やJPモルガンのアレックス・ローバー氏といったストラテジストは、米金融当局が短期金利を制御して資金調達圧力を抑制するための最善の方法は、常設のレポ制度を確立することだとの考えを示していた

原題:Powell Seeks to Assert Control Over Fed Funds With IOER Tweak(抜粋)

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