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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株下落、パウエル議長発言受け利下げ期待後退

Monitors display stock market information as pedestrians are reflected in a window at the Nasdaq MarketSite in the Times Square area of New York, U.S.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

1日の米株式相場は下落。米国債も下げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の次の動きが利下げになるとの市場の期待を裏切った。

  • 米国株は下落-S&P500種は6週ぶり大幅安
  • 米国債、2年債が下落-10年債ほぼ変わらず
  • NY原油先物は反落、米在庫が2017年来の高水準
  • NY金は下落、パウエル議長がリスク低減と指摘

  S&P500種株価指数はほぼ6週間ぶりの大幅安。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、引き締めあるいは緩和政策いずれ方向にも当局はバイアスを持たないとし、弱いインフレ指標は「一過性」の可能性があると述べた。アップルの売上高見通しを好感してテクノロジー株が値上がりする中、相場は日中の大半をプラス圏で推移した。

  S&P500種は0.8%安の2923.73。ダウ平均は162.77ドル(0.6%)下げて26430.14ドル。ナスダック総合指数は0.6%安で終了した。ニューヨーク時間午後4時39分現在、2年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.30%。10年債はほぼ変わらずの2.50%。

  FOMCの金利据え置き決定とパウエル議長の発言を受けて、米国債や株などの資産の小幅なリプライシングが誘発された。米2年債利回りは上昇に転じた。

  フロスト・インベストメント・アドバイザーズの債券ディレクタ ー、ジェフリー・エルスウィック氏は、「FOMCの次の行動は利下げで、それは近いうちに起こると、市場はおおむね確信していた」と指摘。「確率が最も高いシナリオに利下げは含まれない。あるいは、指標が悪化すれば、市場は別の理由で正しかったことが証明される」と述べた。

U.S. stocks erase gains after hitting record high

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間統計で原油在庫が2017年以来の高水準に膨らんだほか、米国での生産が過去最高水準になったことが示された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は31セント(0.5%)安の1バレル=63.60ドル。ロンドンICEの北海ブレント7月限は62セント下げて72.18ドル。

  ニューヨーク金相場は下落。FOMC声明発表後に一時持ち直す場面もあったが、パウエルFRB議長がインフレの弱さは一過性の要因が作用している可能性があるとしたほか、見通しへのリスクは「幾分か低減した」と述べたことに反応した。金スポット相場は一時0.8%安の1オンス=1273.04ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限はFOMC声明発表前に、前日比0.1%安の1オンス=1284.20ドルで終了した。

原題:U.S. Stocks Fall, Dollar Rises on Powell Remarks: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slides as U.S. Supplies Sound ‘Alarm Bells’ for Traders
Gold Falls as Dollar Erases Loss, Powell Sees Moderating Risks
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