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ベネズエラ反政権派グアイド氏の蜂起失敗、マドゥロ大統領が鎮圧

  • 検察当局が関係者を捜査、処罰を免れることはない-マドゥロ大統領
  • 蜂起は「憲法復活を目指す長い闘いの一部」-米ベネズエラ特使

ベネズエラの反政権派指導者、グアイド国会議長が4月30日未明に呼び掛けた蜂起は失敗に終わった。マドゥロ大統領は1日朝までに依然として軍への強力な支配力を維持しており、グアイド氏と蜂起した盟友のレオポルド・ロペス氏はスペイン大使館に避難先を求め、デモ参加者は通りから撤退した。

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グアイド氏(左)とロペス氏。30日に首都カラカスで

Photographer: CRISTIAN HERNANDEZ/AFP

  ポンペオ米国務長官がCNNに語ったところによると、マドゥロ大統領は30日にキューバに向かおうとしたがロシアが出国しないよう説得した。ロシア政府は1日に報道内容を否定し、同国外務省のザハロワ情報局長はCNNに米国が「情報戦の一環として偽情報を使っている」と述べた。

  カラカスや多くの都市では政府軍が10時間以上にわたって催涙ガスなどを使用し、デモを鎮圧した。カラカスの政治アナリスト、ディミトリス・パントウラス氏は「反体制派は市民・軍部を巻き込み蜂起を呼び掛けたが、どちらも失敗した」と述べ、「全てが性急だった」と分析した。

  チリのアンプエロ外相によると、ロペス氏は30日午後に妻と娘の1人を伴ってまずチリ大使公邸に入った。その後、同公邸を後にしてスペイン大使館へ向かったと、チリ政府が説明した。

Venezuela's Guaido Claims Military Support to Take Power

カラカスで。催涙ガスや銃弾から身を隠す抗議者

Photographer: Carlos Becerra/Bloomberg

  米国のエイブラムス・ベネズエラ特使は「今現在や明日、明後日に何が起きるかという予測はしない」と述べた上で、グアイド氏の作戦は「突然に行われたものではない。憲法復活を目指す長い闘いの一部だ」と話した。

  マドゥロ大統領は30日夜のテレビ演説で、「クーデターを推し進めた者が処罰を免れることはない」と話し、検察当局者が「関係者全員」を捜査していると述べた。

  グアイド氏はツイッターで抗議活動は「止めることなどできないプロセスの一環だ」と投稿した。

原題:Guaido’s Gamble Flops as Maduro Keeps Grip on Venezuela Military(抜粋)

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