コンテンツにスキップする

FOMCインフレ注視か-1日の発表前にトランプ大統領は利下げ迫る

  • 経済成長加速とインフレ率低下でFOMC当局者は先行き見通し困惑
  • 議長会見で政治的圧力巡る質問も-大統領の1ポイント利下げ要請で

米連邦公開市場委員会(FOMC)は1日、政策金利据え置きを決めることがほぼ確実視されている。トランプ大統領は米経済のてこ入れで思い切った行動を要求しているが、当局はインフレ率低下を踏まえ今後の金利決定に慎重なメッセージをあらためて示すとみられる。

  FOMCはワシントンで2日間の日程を終える午後2時(日本時間2日午前3時)に発表する声明で、将来の金利変更には辛抱強くなる姿勢を繰り返す見込み。今回のFOMCでは最新予測は公表されないが、声明発表から30分後にパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見する。 

U.S. money markets see lower rates in the year ahead

  トランプ大統領がFOMC初日の討議開始数時間後にツイッターで、1ポイント程度の利下げや量的緩和を実施すれば米経済が急上昇するだろうとコメントしたため、パウエル議長は会見で政治的圧力について質問される可能性がある。

  パウエル議長ら金融当局者は、政治的圧力にひるまず物価安定と最大限の雇用という議会が定めた目標に集中する立場を繰り返してきた。インフレ率は今年、低下しており、FOMCの2%目標からさらに遠ざかる一方で、経済成長は1-3月(第1四半期)に加速しており、今後を見据える米当局者を困惑させている。このため金利据え置きが長期化する可能性は高く、一部には利下げ時期を巡る観測もある。

  スティーフル・ニコラウスのチーフエコノミスト、リンゼー・ピエグザ氏は「多くのFOMCメンバーにとって懸念されるのは、インフレ率の下振れリスクだ。物価にさらなる下方圧力が加われば、米金融当局は割合早くに中立的政策スタンスから守りの姿勢にシフトせざるを得なくなろう」と予想した。

Core PCE inflation and overall inflation are slipping

原題:Fed Eyes Inflation as Trump Pushes Rate Cut: Decision-Day Guide(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE