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Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

アップル株上昇、業績見通しが予想上回る

更新日時
  • 粗利益率の見通し、iPhoneの割り引きが小幅になること示唆
  • 自社株買いを750億ドル増額、四半期配当5%引き上げ
Customers view merchandise displayed during the sales launch of the Apple Inc. iPhone 8 smartphone, Apple watch series 3 device, and Apple TV 4K inside a store in San Francisco, California, U.S., on Friday, Sept. 22, 2017.
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

アップルが示した4-6月(第3四半期)の売上高見通しは、市場予想を上回った。年末商戦で期待外れとなった「iPhone(アイフォーン)」の需要が安定したことが示唆された。同社の株価は引け後の時間外取引で一時、約5%高となった。

  アップルは4-6月の売上高について、525億-545億ドル(約5兆8500億-約6兆1000億円)との見通しを示した。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均は522億ドルだった。1-3月(第2四半期)の決算も市場予想を上回った。

  同社発表によれば各種デジタルサブスクリプションの契約者数が増え、1-3月期のサービス収入は16%増の114億5000万ドルとなり、市場予想を若干上回った。

  

Apple gained in extended trading after announcing quarterly results

  1-3月の売上高は前年同期比5.1%減の580億ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は575億ドルだった。同社が示していた見通しは550億-590億ドル。減収は2四半期連続。

  純利益は116億ドル(1株当たり2.46ドル)。前年同期は138億ドル(同2.73ドル)。アナリスト予想は1株当たり2.37ドルだった。

  アイフォーンの売上高は前年同期比17%減の310億ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト6人の予想平均は305億ドルだった。

  アイフォーンの売上高が減少している背景には、ユーザーの端末使用期間の長期化がある。景気減速や中国メーカーの低価格製品との競争も年末商戦での売上高の落ち込みにつながった。アップルは今年に入って販売促進キャンペーンを展開。値下げで中国での価格競争力を高めたことから、アイフォーン販売が落ち着くとの楽観が広がった。

  ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、1-3月期の終盤にアイフォーン販売の減少が著しく鈍ったと指摘。新興国市場での値下げに顧客から好反応が見られるとルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)はアナリストとの電話会議で述べた。

  アップルは4-6月の粗利益率について、37-38%になるとの見通しを示した。アナリスト予想は37.6%だった。これを受けて市場では、在庫解消策としての過剰なアイフォーン割引はないとの楽観が広がった。メモリー半導体の価格下落もアップルの追い風になった可能性が高い。 

  中国での売上高は22%減少したが、アナリストらはアイフォーン需要安定化の兆しの方により注目していた。

  アップルは自社株買いプログラムの規模を750億ドル増額するとともに、四半期配当を5%引き上げた。新たな四半期配当は1株当たり77セント。過去4四半期は73セントだった。

原題:Apple Forecast Beats Wall Street Estimates; Shares Rally (2)(抜粋)
Apple Boosts Share Buyback Plan by $75 Billion, Raises Dividend

(クックCEOの発言などを追加して更新します.)
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