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4月30日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが4日続落、欧州の経済指標改善で逃避需要が後退

  30日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落し、1週間ぶり安値となった。欧州の経済データ改善で逃避需要が後退したほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を5月1日に控えてトレーダーがポジションを減らしたことが背景にある。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は4営業日連続での下げとなり、23日以来の低水準。ドルは主要10通貨のうち9通貨に対して値下がり。一方でポンドが堅調だったほか、原油価格の上昇を受けてカナダ・ドルも高い。ブルームバーグ・ドル指数は月間では約0.2%上昇
    • この日のドル下落は、ユーロ圏の主要経済指標を受けて「先週広がった懸念が一部緩和された」事実を反映-TDセキュリティーズの外為ストラテジスト、マーク・マコーミック氏
  • ニューヨーク時間午後4時47分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下。ドルはユーロに対して0.3%安の1ユーロ=1.1217ドル。対円では0.2%値下がりし1ドル=111円44銭

欧州時間の取引

  欧州時間にはユーロが上昇。ユーロ圏の経済成長率が予想を上回ったことに反応した。一方でアジア時間に上げていたドルは下げに転じた。

原題:Dollar Drops to Lowest Level in a Week Before Fed: Inside G-10(抜粋)
Euro Gains for Third Day as Dollar Reverses Advance: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500は小幅高、最高値更新-国債も上昇

  30日の米株式市場では、S&P500種株価指数が小幅ながら上昇し、最高値を更新した。米中貿易協議を巡る不安が広がる中、大手企業の決算を検証する動きが広がった。米金融当局の政策決定を1日に控え、米国債利回りは低下。

  • 米国株、S&P500種が最高値更新-ナスダック総合は下落
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.50%
  • NY原油先物は続伸、ベネズエラの混乱深まる
  • NY金先物は反発、米中協議の行方を懸念し逃避需要

  S&P500種株価指数は下げを埋め、終値ベースで最高値を更新。ダウ工業株30種平均はファイザーとメルクの決算が予想を上回ったことを好感して上昇した。一方、大手テクノロジーの「FAANG」銘柄やインターネット株は下落。アルファベットは1-3月(第1四半期)決算で売上高が予想を下回ったことを要因に、2012年以来の大幅安。30日の引け後に決算発表を控え、アップルも下落。

  S&P500種は前日比0.1%高の2945.83。ダウ平均は38.52ドル(0.2%)上げて26592.91ドル。一方、ナスダック総合指数は0.8%安で終了した。米国債は上昇。ニューヨーク時間午後4時25分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.50%。

  株式相場は月間ベースでは強かったものの、月末に不安定になった。企業決算が強弱まちまちとなったほか、通商協議の見通しが不透明なことが背景。ホワイトハウスは米国には協議の場を立ち去る用意があると警告し、今後2週間内の中国との合意成立に向け圧力を強めている。トランプ米大統領は米金融当局が1ポイントの利下げを実施し、量的緩和を再開すれば、景気は「ロケットのように」上昇すると述べた。

  カナコード・ジェニュイティのチーフ市場ストラテジスト、トニー・ドワイヤー氏はS&P500種を最高値に押し上げた相場上昇は勢いを失う可能性があるが、揺り戻しはあっても「限定的かつ一時的」となる可能性が高いと指摘。同氏はハト派的な米金融当局や予想を上回る決算、世界経済成長の安定を理由に挙げた。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。ベネズエラで反政権派を率いるグアイド国会議長が軍に決起を呼び掛け、同氏を支持する市民と治安部隊が衝突するなど、混乱が深まっていることが背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は41セント(0.7%)高の1バレル=63.91ドル。ロンドンICEの北海ブレント6月限は76セント高の72.80ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。月間ベースでの下げ幅を縮小した。米中が通商協議をまとめられないとの懸念が高まり、世界経済の成長見通しに影を落とした。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.3%高の1オンス=1285.70ドルで終了した。月間では1%安と、3カ月連続の下落。
原題:U.S. Stocks Mixed on Earnings, Trade; Dollar Falls: Markets Wrap(抜粋)
Oil Climbs as Venezuela Unrest Leaves Major Supplier in Turmoil
PRECIOUS: Gold Rises as Trade Angst Boosts Metal’s Haven Appeal  

◎欧州債:イタリア債が上昇、ドイツ債は下げ幅縮小-1日は休場

  30日の欧州債市場ではイタリア債が上昇。朝方の下げを埋めた。ドイツ債は下げ幅縮小。米国で発表されたシカゴ製造業景況指数が失望を誘う内容だったことに反応した。5月1日はメーデーの祝日につき欧州債取引は行われない。

  • イタリア債は入札実施前に日中安値をつけたが、その後で上げに転じた
  • ドイツ債は下落。同国のインフレ統計が市場予想を上回ったことが材料視されたが、米国の製造業景況指数が市場予想を下回り約2年ぶり低水準に下げると、下げ幅を縮小した
  • 英国債も下げ幅を削ったが、ドイツ債のパフォーマンスを下回った
  • ドイツ10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて0.02%、フランス10年債利回りは1bp上げて0.37%、イタリア10年債利回りは2bp低下の2.57%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Rise, Bunds Trim Loss: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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