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ビジョンファンドのミスラ氏:「熟成」待たれるビンテージ企業を支援

  • 株式資本より低コストの資金調達先を見つけることが可能
  • ビジョン・ファンドがなければウィーワークは日本進出できなかった

ソフトバンクグループなどが出資する「ビジョン・ファンド」の運用責任者で、債券分野のベテランであるラジーブ・ミスラ氏は、追加の株式資本よりも低コストの資金調達先を見つけることができる専門能力を自らのチームが備えており、ビジョン・ファンドのポートフォリオを構成する新興企業は、その恩恵を受けていると語った。

  ドイツ銀行やUBSグループを経てソフトバンク入りしたミスラ氏は29日、カリフォルニア州ビバリーヒルズで開催されたミルケン研究所の国際会議で、「借入資本は株主資本よりかなりコストが安く、われわれはいつでも利用する。われわれのポートフォリオ企業の資本調達を支援するプロジェクトが少なくとも12件ある」と説明した。

  中小企業や地位を築く途上にある新興企業への与信を増やしつつある直接金融市場のリーダーや、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社の幹部が参加する会議で、ミスラ氏はビジョン・ファンドの強みを際立たせる発言を行った。

  ミスラ氏は、ポートフォリオ企業が相互に連携し始め、ビジョン・ファンドは特にアジアを中心とする地域で一部企業の事業拡大を後押ししていると発言。オフィスシェアのウィーワークの日本進出は、ビジョン・ファンドなくしてあり得なかっただろうとの見方を示した。

  同氏はポートフォリオ企業を熟成にまだ相当時間のかかるビンテージワインになぞらえ、やがて25%を上回るリターンを生み出すことを期待していると述べた。また、今年は3社が新規株式公開(IPO)を行うが、来年は「はるかに多くなる」との期待を表明した。

原題:SoftBank’s Misra Touts Ability to Help Firms Tap Debt Markets(抜粋)

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