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4月26日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が小幅安、前日付けた年初来高値から値固め

  26日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が小幅安。今週はドル資金調達懸念が意識されたほか、複数の通貨が数カ月ぶり安値を付け、中央銀行のハト派的な動きが相次いだ。一方、日本のゴールデンウィーク(GW)に備える動きも見られた。

  • ブルームバーグのドル・スポット指数は前日比0.2%低下。週間ベースでは0.6%上昇。前日には一時年初来の高値を付けていた
    • 今週は日本銀行が緩和スタンスを再確認したほか、トルコ中銀は必要に応じて一段の引き締め策を講じるとの約束を取り下げた。カナダ中銀の声明からは利上げバイアスが消えた
    • ユーロが今週は2017年5月以来の安値に下げたほか、NZドルと豪ドルは1月3日以来の安値を付けた
  • ドルは26日、主要10通貨に対して広範に下落。ボラティリティーが全般に低下した。米実質国内総生産(GDP)速報値の発表後はヘッドラインの数字が予想を上回ったため、ドルはいったん上昇したが、低調な中身に注目が集まるにつれて米国債利回りとともに下げた
  • ニューヨーク時間午後4時32分現在、ドルは対ユーロで0.2%安の1ユーロ=1.1150ドル。対円ではほぼ変わらずの1ドル=111円65銭
  • 日本のGWを前にリスクを削減する動きから、前日はドルが対円で下落。円は主要10通貨の中で唯一、週間でドルに対して上昇

欧州時間の取引

  米GDPの発表を待つ中、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が週間ベースで約2カ月ぶりの大幅上昇となる勢い。米経済動向は他国より好調なことが確認される可能性があるとの見方が広がった。

原題:Dollar Consolidates From 2019 High Reached Thursday: Inside G-10(抜粋)
Dollar Set for Weekly Gain Before U.S. GDP Report: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500が最高値更新、好決算受け

  26日の米株式相場は上昇。予想を上回る企業決算が追い風となり、S&P500種株価指数は終値ベースで過去最高値を更新した。米国のインフレ基調の弱さを示す統計を受け、米国債利回りは低下した。

  • 米国株はS&P500種が高値更新、アマゾンやフォード決算が追い風
  • 米国債は反発、10年債利回り2.50%
  • NY原油は2カ月ぶり大幅安、ガソリン価格巡るトランプ氏発言で
  • NY金先物は上昇、米経済成長が減速に向かうとの見方

  S&P500種の高値更新には、アマゾン・ドット・コムやフォード・モーターの予想以上の好決算が貢献。インテルやエクソンモービルの決算が期待外れとなったことの影響は薄れた。1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は成長率の加速を確認する一方、基調的な弱さも示したことから、米10年債利回りは2.5%を割り込む場面があった。

  S&P500種株価指数は前日比0.5%高の2939.88。ダウ工業株30種平均は81.25ドル(0.3%)上げて26543.33ドル。ナスダック総合指数は0.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時36分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.50%。

  Eトレードの投資戦略担当バイスプレジデント、マイク・ローウェンガート氏は「現在、景気サイクルのどこにあるかということを忘れるべきではない」とコメント。「多くのセクターは見通しを今も控えめにしている」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続落。トランプ大統領がガソリン価格の下落を促すよう石油輸出国機構(OPEC)に要求したと伝わった。ただOPEC事務局長はトランプ氏と話していないとも報じられた。ロシアおよびイランからの供給縮小の影響を巡り懐疑的な見方が強まっていることも売りにつながった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は1.91ドル(2.9%)安の1バレル=63.30ドル。ロンドンICEの北海ブレント6月限は2.2ドル下げて72.15ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.7%上昇し1オンス=1288.80ドルで終了。1-3月の米GDP速報値が予想以上の成長加速を示したが、変動の激しい在庫や貿易が主因だったため、年末にかけて成長が鈍化するとの見方が広まった。

原題:Stocks Climb on Earnings as Treasury Yields Drop: Markets Wrap(抜粋)
Oil Tumbles Most in Two Months as Trump Promises Lower Prices
PRECIOUS: Gold Advances as U.S. Outlook Eclipses Growth Spurt

◎欧州債:イタリア債上昇、1週間ぶり高値-ドイツ債は小幅高

  26日の欧州債市場でイタリア債が1週間ぶり高値に上昇。この日取引終了後にS&Pが同国の格付けを発表する。ドイツ債は小幅高。米国の第1四半期GDP統計は予想を上回ったが、最終的にドイツ債の弱材料とはならなかった。

  • イタリア10年債利回りは11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下と、7週ぶりの大幅低下、4月18日以来の低水準をつけた。ドイツ債との利回り差は8bp縮小して262bpとなっている
  • スペイン債は28日の選挙を控えて上昇した。選挙結果はいずれの陣営も過半数に届かないハングパーラメントが予想されている
  • ドイツ債は上昇。米GDP統計発表後に下げた場面もあったがその後値を戻した
  • 英国債は上昇。メイ首相の広報官が政府と労働党のEU離脱を巡る話し合いは進展していると述べた
  • ドイツ10年債利回りは1bp下げてマイナス0.02%、フランス10年債利回りは2bp下げて0.36%、イタリア10年債利回りは9bp低下の2.60%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Rise Before S&P, Bunds Advance: End-of-Day Curves(抜粋)

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