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米GDP:1-3月速報、3.2%増に加速-純輸出や在庫が寄与

更新日時

1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は、成長率が予想以上に加速した。在庫と純輸出が全体を押し上げ、個人消費と企業設備投資の減速を補った。

キーポイント
  • GDPは前期比年率3.2%増加
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想全てを上回る
    • 予想中央値は2.3%増
  • 昨年10-12月(第4四半期)は2.2%増
U.S. economy grew at a stronger-than-expected 3.2 percent rate in first quarter

背景

  • 今回の数字を受けて、成長が最近の軟調局面を経て安定するとの期待が高まる可能性がある。ただし、需要の基調はヘッドラインの数字が示唆するよりも低調。経済の最大部分を占める個人消費は1.2%増で、市場予想をわずかに上回った。企業設備投資も鈍化
  • 個人消費支出(PCE)価格指数の食品とエネルギーを除いたコア指数は前期比1.3%上昇
  • GDP成長率の加速は2018年の半ば以来初で、通常は変動が大きいとされる在庫と純輸出の2項目の寄与度が合わせて2013年以降で最大となったことが反映された。これは今年後半のGDPへの重しとなる可能性がある

市場関係者の見方

バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・ゲーペン氏:

  • 3.2%は「素晴らしい数字」ではあるものの、景気拡大が続くには個人消費が一段と強くなる必要がある
  • 「そうなると当社は考えるが、これは明るい兆しではない。家計の消費が弱かった。一段と景気が拡大するには、家計消費が通常に戻ることが必要だ」
Largest combined boost from inventories and trade since 2013 drove gains

詳細

  • 連邦政府期間の閉鎖で1-3月GDPは0.3ポイント押し下げられた
  • 純輸出のGDP寄与度は1.03ポイント、在庫の寄与度は0.65ポイント。両項目合わせた寄与度は1.68ポイントと、過去6年で最大
  • 政府支出のほか、変動の大きい貿易と在庫を除く国内民間最終需要は1.3%増、2013年以来の低い伸び
  • 設備投資は2.7%増-構築物への投資が3期連続でマイナス、機器投資は0.2%増と2016年以来の小幅な伸び
  • 住宅投資は2.8%減、5期連続のマイナス。寄与度はマイナス0.11ポイント
  • 政府支出は2.4%増、寄与度は0.41ポイントで2017年以降で最大
  • 個人消費の減速は主にライトトラックの購入減少を反映
  • 統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Growth of 3.2% Tops Forecasts on Trade, Inventory Boost (1)(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します.)
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