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3M、通期利益予想引き下げ-株価は「暗黒の月曜日」以来の大幅安

更新日時
  • 中国での逆風、自動車・家電市場の弱さに対応する中で業績悪化
  • 1-3月は5事業全てで営業減益、2000人削減へ

日用品・工業品メーカー、米3Mが25日発表した決算が投資家の失望を買い、株価は急落。1987年の「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」以来の大幅な下げとなった。

  同社は2019年通期利益見通しを引き下げた。1-3月(第1四半期)は営業利益が5事業部門全てで減少、調整後利益はアナリスト予想を下回った。また、中国での逆風のほか、自動車・家電市場の弱さに対処する中で2000人を削減すると明らかにした。

  マイク・ローマン最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、「第1四半期は今年1年にとって失望を誘う滑り出しになった」と述べた。

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3M's earnings fell short of the consensus by the largest margin on record

Source: Bloomberg

Note: Comparable adjusted earnings per share is the reported value with extraordinary items factored out to make it similar to analysts' estimates

  3Mはこのところ、材料費の上昇やヘルスケア事業の問題、事業に不利な為替相場に苦しんでいた。昨年就任したローマンCEOは、前任者インゲ・チューリン氏の時代に見られた業績安定を復活させようと取り組んでいる。

  米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリスト、デービッド・バージ氏は「3Mの第1四半期業績と通期の利益および売上高見通しの引き下げは、産業循環の現時点で他の大手メーカーと比べて異例に弱い状況を示している」と指摘した。

  3M株の25日終値は13%安の190.72ドル。年初からの上昇分の大半が吹き飛んだ。

  同社の発表資料によれば、1-3月期の調整後1株利益は2.23ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均(2.48ドル)を下回った。売上高は前年同期比5%減の78億6000万ドル(約8770億円)。アナリスト予想は80億2000万ドル。

  19年通期1株当たり利益見通しは最大9.75ドルと、従来予想の10.45-10.90ドルから引き下げた。アナリスト予想平均は10.53ドルだった。 

原題:3M Tumbles Most Since 1987’s Black Monday as Outlook Crumbles(抜粋)

(株価終値やアナリストコメントなどを追加して更新します.)
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