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午後にTOPIX買い、Fリテイリ株は消化難-日銀ETF貸付検討

  • NT倍率は午後に低下傾向示す、ETF購入持続への期待高まる
  • Fリテイリ株は午後に一時1.7%安、その後は下げ渋り
relates to 午後にTOPIX買い、Fリテイリ株は消化難-日銀ETF貸付検討
Photographer: HARUYOSHI YAMAGUCHI
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午後の東京株式市場でTOPIX買いの動きが鮮明となっている。日本銀行が上場投資信託(ETF)貸付制度の導入を検討することで、ETF購入政策の長期化や購入枠拡大への期待が強まっている。

  日本銀行は25日の金融政策決定会合で、日銀が保有するETFを市場参加者に一時的に貸し付けることを可能とする制度の導入を検討することを明らかにした。ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「もし導入すれば、一部の品薄銘柄の流動性が枯渇する懸念はなくなる。日銀がETFを売却せず、さらに購入額を増やすかもしれないという観測につながりやすい」と語る。

  大和証券の吉田亮平シニア・テクニカル・アナリストによると、日銀がETFの買い入れ方針で配分の変更を2回行った結果、2018年12月時点での指数配分はTOPIX型が83.3%、日経平均型が10.4%、JPX日経インデックス400が6.2%。年間6兆円の買い入れを行う場合、TOPIX型が5兆円、日経平均型0.63兆円、JPX日経400は0.37兆円とのフローと推計されるとしている。

  トレーダーによると、今回の制度が導入されれば今後もETF買いが継続しそうだとの連想から株価指数先物に買いが入る中で、TOPIXがより恩恵を受けるとの見方が出ているという。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は13.75まで低下する場面がみられた。

NT倍率の推移

  一方、日経平均株価の指数ウエート1位で品薄株の代表とみられているファーストリテイリングの株価は午後に荒い値動きになっている。Fリテイリ株は午前終値時点では前日比180円(0.3%)安の6万4240円だったが、午後は一時1.7%安の6万3340円まで下げ幅を広げる場面があった。その後下げ幅は縮小している。貸し付け制度が導入されれば需給は緩みやすい一方で、現時点では影響を読みづらいという。

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