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テスラは赤字、黒字途切れる-手元資金巡る懸念再燃

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  • 調整後1株損失は2.90ドル-アナリスト予想の2倍余りの赤字
  • 今四半期に赤字幅は縮小、次の四半期で黒字回復とマスク氏
テスラのイーロン・マスクCEO

テスラのイーロン・マスクCEO

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
テスラのイーロン・マスクCEO
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

電気自動車(EV)メーカー、米テスラの1-3月(第1四半期)は4億9400万ドル(約550億円)の赤字となり、手元資金への懸念が再燃した。持続的に利益を生み出す時期に入ったとイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は表明していたが、そうした宣言は時期尚早だったことが示された形だ。

  調整後1株損失は2.90ドルで、アナリスト予想平均の1.30ドルより大幅な赤字だった。1-3月期の納車台数が記録的な落ち込みとなり、前期まで2四半期続いていた黒字が途切れた。

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マスクCEO

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  マスク氏は四半期ごとに配布する投資家宛て書簡で、納車拡大と経費削減などによって4-6月(第2四半期)に赤字幅は縮小し、7-9月(第3四半期)には黒字を回復するとの見通しを示した。ただ同氏は今週、野心的取り組みへの資金確保に向け、追加の資金調達が必要になる可能性を示唆しており、24日はそれよりさらに踏み込む発言を行った。

  マスク氏はこの日の電話会議で「現時点で資金調達を行う構想にはメリットがある」と語った。

  クロスオーバー・スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」やセミトラックなどの新車開発を進める同社は今年、最大25億ドルの設備投資を計画。これは3月末時点の現金・現金同等物の22億ドルを上回る。転換社債の償還に伴う支出は9億2000万ドルに達しており、11月にも5億6600万ドルの償還を控えている。

  テスラの業績は予想をおおむね下回ったが、投資家の見方は分かれた。株価は通常取引後に一時3.1%安や2.8%高となる場面もあったが、時間外取引が終了する時点ではほぼ横ばいだった。同社株は今年すでに22%下落している。

原題:Tesla Posts $494 Million Loss, Though Musk Vows Return to ProfitMusk Reopens Door to Tesla Capital Raise After Big Cash Setback(抜粋)

(3段落目以降にマスク氏の発言などを追加して更新します.)
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