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キヤノン株が3カ月ぶり安値、営業利益計画を減額-アナリストも懸念

更新日時
  • 新たな19年12月期営業利益は2740億円、カメラや露光装置が不振
  • SMBC日興証券はネガティブと判断、在庫も「深刻な水準」

キヤノン株が続落し、3カ月ぶりの安値を付けた。デジタルカメラや半導体露光装置の不振を理由に今期の業績計画を下方修正し、アナリストからは厳しい事業環境を懸念する声が上がった。

  株価は一時前日比3%安の3070円と、1月24日以来の安値水準まで下げた。

  同社は24日、今期(2019年12月期)の営業利益予想を1月時点から16%減となる2740億円に下方修正し、市場予想を下回った。カメラを含むイメージング部門や半導体露光装置の産業機器部門の見通しを引き下げた。カメラでは中国の景気減速に加え、一眼レフ入門機の市場縮小が想定を上回り、年間の販売台数を見直した。

今期計画
  • 売上高予想は3.85兆円、従来予想3.9兆円-市場予想3.88兆円
  • 営業利益予想2740億円、従来予想3250億円-市場予想3219.8億円
  • 純利益予想2000億円、従来予想2400億円-市場予想2332.3億円

  
  1-3月期の営業利益も前年同期比48%減の404億円と、市場予想(610億円)を下回った。イメージングや産業機器に加え、オフィスやメディカルシステムでも大幅に落ち込んだ。

  SMBC日興証券の桂竜輔アナリストはリポートで、今期計画の下方修正について市場コンセンサスだけでなく、弱気の同証予想2800億円も下回り、「ネガティブ」と分析。加えて、注目している3月末の在庫水準は6509億円、62日と昨年12月末や3月末に比べ高く、「深刻な水準」との見方を示した。

Inside The CP+ Camera and Photo Imaging Show

キヤノンは業績予想を3カ月で下方修正

Photographer: Keith Bedford/Bloomberg
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