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債券は下落、日銀ガイダンス明確化も緩和期待につながらずとの見方

更新日時

債券相場は下落。日本銀行がこの日の金融政策決定会合で政策金利のフォワードガイダンスを明確化したことを受けていったんは買いが優勢となったが、将来の追加緩和期待につながる内容ではないとの見方が広がり、売り優勢の展開に転じた。

  • 新発10年物354回債利回りは一時1ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.03%に上昇。日銀会合結果の発表直後にはマイナス0.05%と、12日以来の水準まで低下
  • 新発20年債利回りは一時0.39%に上昇、新発40年債利回りは0.62%と19日以来の高水準
  • 長期国債先物6月物の終値は前日比3銭安の152円63銭。日銀会合結果の発表直後に152円82銭まで上昇。その後は軟化し、152円56銭まで下落場面も

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト
  • 日銀の政策発表後はフォワードガイダンスの修正というヘッドラインに反応して、一瞬買われた
  • 今回の政策決定は特に国債を買う理由にはならず、反動で売られる格好となった
  • 米国と欧州の金融当局が緩和方向に動く中で、日銀も何かしなくてはならないというところだと思うが、具体策に踏み切るのは難しいという部分が見透かされた面もあるようだ

日銀会合

  • 政策金利のフォワードガイダンスについて「当分の間、少なくとも2020年春ごろまで現在の極めて低い長短金利の水準を維持する」と明確化
  • 長短金利操作付き量的・質的緩和の枠組みによる政策運営方針は維持
  • SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
    • 実質的に時間軸を延ばしたとは言えない上、極めて低い長短金利の水準もはっきりせず、現状追認に近いイメージ

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.155%-0.155%-0.030%0.390%0.580%0.620%
前日比 横ばい+0.5bp+1.0bp+2.0bp+2.0bp+2.5bp
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