コンテンツにスキップする

TIの経営陣、決算発表後に半導体需要回復の後ずれ警告-株反落

更新日時
  • 1-3月期に需要が全般に予想通り減少、5G関連は好調
  • 通信部門の売上高は1-3月期に30%増加

半導体メーカーの米テキサス・インスツルメンツ(TI)の経営幹部は23日、需要回復に時間を要する可能性を警告した。同社の4-6月(第2四半期)の好調な見通しに勇気づけられた投資家の失望を誘った。

  TIの発表資料によると、1株利益は1.12ー1.32ドル、売上高は34億6000万-37億4000万ドル(約3900億-4200億円)を見込む。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1株利益が1.24ドル、売上高は36億6000万ドルだった。1-3月(第1四半期)の売上高は減少したが、ウォール街の予想をおおむね上回った。

  TIの株価は決算発表を受けて一時4%程度上昇したが、その後のアナリスト向け電話会議中に下げに転じた。ニューヨーク時間午後6時(日本時間24日午前7時)現在は約2%安。23日の通常取引終値は1.2%高の116.38ドル。ラファエル・リサルディ最高財務責任者(CFO)は電話会議で減収について、顧客が長期にわたる在庫積み上がりで発注を減らした結果だと説明。通常、こうした伸びの後には4四半期か5四半期にわたる減少が続くと指摘した。ただ、これは予測でなく、過去の事実に基づく視点だと強調した。

  同CFOはインタビューで、「半導体業界は下降局面を通過中だ。これは正常なことで、数年ごとに起きるのは業界のパターンだからだ」と述べた。
   
  1-3月期の純利益は12億2000万ドル(1株当たり1.26ドル)と、前年同期の13億7000万ドル(同1.35ドル)から減少。売上高は5.1%減の35億9000万ドル。アナリスト予想平均では1株利益は1.13ドル、売上高は34億8000万ドルと見込まれていた。

  投資家向け広報活動(IR)担当責任者のデーブ・ポール氏は23日の電話会議で、1-3月期に需要が全般に予想通り減少したが、携帯電話ネットワーク機器に使用されるチップの旺盛な需要が下支えしたと説明。第5世代移動通信システム(5G)の新たな通信網構築に取り組む通信企業からの発注で、TIの通信部門は前年同期比で30%の増収だったと述べた。また、この市場の伸びは「不安定に」なる恐れがあると付け加えた。
  
原題:Texas Instruments Executives Urge Caution on Chip Rebound (2)(抜粋)

(最高財務責任者のコメントを追加し、株価を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE