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ソフトバンク、独ワイヤーカードの転換社債に投資へ-約1100億円

更新日時
  • 5年債購入で1株130ユーロでワイヤーカード株の取得可能に
  • デジタル決済の戦略的パートナーシップでも合意
SoftBank Taps Third Point's Passoni for $5 Billion Tech Fund (2)
Photographer: Bloomberg/Bloomberg
SoftBank Taps Third Point's Passoni for $5 Billion Tech Fund (2)
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

ソフトバンクグループはドイツのオンライン決済サービス企業ワイヤーカードの転換社債に約9億ユーロ(約1100億円)を投資することで合意した。ソフトバンクが会計不正疑惑に揺れるワイヤーカードの少数株主となる可能性がある。

  ミュンヘンに本社を置くワイヤーカードは24日発表した資料で、5年物転換社債の購入を通じてソフトバンクの関係会社がワイヤーカード株を1株130ユーロで取得できると説明した。前日の株価終値を約5%上回る取得価格となる。ソフトバンクとワイヤーカードはまたデジタル決済の戦略的パートナーシップでも合意した。

  ブルームバーグ・ニュースは先に、ソフトバンクグループがワイヤーカードの株式5%相当に転換可能な社債の取得を考えていると報じていた。

  ワイヤーカードは資料で、「ソフトバンクグループはワイヤーカードの日本と韓国への地理的な事業拡大を支えることを目指すとともに、デジタル決済やデータ分析・人工知能(AI)などの革新的なデジタル金融サービスにおけるソフトバンクグループが持つ世界的なポートフォリオ内での協力機会を提供する」とコメントした。

  ソフトバンクの広報担当者は23日時点でコメントを控えていた。

  英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は今年1月以降、ワイヤーカードのシンガポール事業での会計不正疑惑を報道してきた。ソフトバンクの出資でワイヤーカードへの投資家の信頼感改善に寄与する可能性がある。ワイヤーカードの時価総額は今年に入って一時ドイツ銀行を上回ったが、現在までに約4分の1減り、153億ユーロとなっている。

  ワイヤーカードは繰り返し不正を否定してきた。内部調査では重大な過失は見つからなかったとしている。同社は今月5日、シンガポール事業の不正疑惑の中心人物である会計担当者が退社したことを明らかにした。ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)は2月、ワイヤーカード株の空売りを2カ月間禁止し、同措置は先週末19日に失効した。

原題:SoftBank to Invest $1 Billion in Wirecard Convertible Bonds (抜粋)

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