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世界で最も値上がり目立つ中国株に試練-当局が刺激策縮小示唆

  • 政治局会議後の声明、レバレッジ削減と住宅の投機防止に言及
  • より的絞った景気支援策へのシフトを投資家は見込んでいる-中原証
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中国当局は景気刺激策の強化に消極姿勢に転じつつあることを示唆した。世界で最も値上がりが目立つ本土株式市場も影響を免れそうにない。

  22日のCSI300指数は前週末比2.3%安で取引を終了。1カ月ぶりの大きな下げとなった。中でも不動産開発銘柄の下落が目立った。

  CSI300の年初来約40%上昇後、1-3月(第1四半期)のように中国当局が大規模な刺激策を続けるのかどうかに投資家はますます敏感になっている。19日夜に公表された政治局会議後の声明を巡り、中国経済の足取りが十分に安定し、追加の支援策は必要ないという意味だと市場は受け取った。レバレッジ削減と住宅市場の投機防止への言及もあった。

  珩生鴻鼎資産管理の戴明ファンドマネジャーは、「中国経済を過剰流動性であふれさせる積極的な刺激策は講じられないとの明確なコンセンサスに市場関係者は至った。バリュエーションの回復余地は限定的であることを示唆している」と分析。「株式市場はもみ合い局面に入りつつあり、1、2カ月続く可能性がある」と話した。

Chinese stocks sink most in a month on stimulus concerns

  中国株式市場は流動性やモメンタム型のトレーダーがけん引役となることが多く、こうした要因が剥落するかもしれないとの見方が広がれば相場にとって重大な足かせになる。

  一方、アナリストらは中国が大幅な引き締めスタンスに転じるとも見込んでいない。債券相場が弱含んでおり、株式が代替先としてなお選好される可能性もある。23日の10年物国債利回りは3.42%に上昇。終値ベースで5カ月ぶりの高水準に向かっている。

China's 10-year sovereign bond yield jumps to highest since November

  申万宏源集団の国際ビジネス部門ディレクター、ジェリー・アルフォンソ氏は株式市場に「やや過剰反応がある」と指摘。「レバレッジを適度な水準に維持することは実体経済にプラスであり、長期的には株式市場にも良いことだ」とコメントした。

  だが、中国当局は資産バブルのリスクを再び懸念しており、株式相場の大幅値上がりを謳歌(おうか)できた局面も終わりが近づいているのかもしれない。中国株式市場の時価総額は昨年10月の安値から2兆5000億ドル(約279兆円)増えた。CSI300では50銘柄余りが年初来で50%超値上がりしている。

  中原証券の張剛ストラテジストは「株式市場は一段高に必要な力強いモメンタムを欠いている。昨年の非伝統的な刺激策から、より的を絞った景気支援策へのシフトを投資家は見込んでいる」と語った。

原題:China Signals Less Stimulus, Undermining World’s Hottest Stocks(抜粋)

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