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4月22日の海外株式・債券・為替・商品市場:欧州は休場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:加ドル上昇、米政権の対イラン制裁強化で原油が高い

  22日のニューヨーク外国為替市場では、カナダ・ドルが全般的に上昇。トランプ米政権がイラン産原油の取引を制限する動きに出たことで、原油価格が昨年10月以来の高値となったことが背景。

  • 加ドルは主要10通貨すべてに対して上昇。米ドルは対主要10通貨で高安まちまち。同10通貨の中では、豪ドルとNZドルの下げが目立った。スイス・フランも安い
  • NY原油先物は一時3%高の1バレル=65.92ドルと、昨年10月31日以来の高値。トランプ米政権は、日本を含む一部の国・地域に対してイラン産原油の禁輸から適用除外としている措置を延長しないと発表。サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)が供給面の空白を埋めると見込まれている
  • 原油高を背景に、年初来で加ドルは主要通貨の中で上昇率上位となっているものの、国内経済の不透明感を踏まえ、加ドルの見通しに懐疑的な見方を示すアナリストは多い
  • カナダ銀行(中央銀行)は4月24日に次回の金融政策決定を発表する
  • トロント・ドミニオンの外為ストラテジスト、マーク・マコーミック氏は「加ドルに対する最近の米ドル下落はカナダ中銀の会合にかけて買いの好機を提供する」とリポートで指摘。カナダ・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)も加中銀の会合について、対加ドルで米ドルをロングにする好機になり得ると指摘
  • 豪ドルとNZドルは下落。中国共産党政治局の直近の会合について、将来の刺激策が限定されることを意味するとの観測が広がった
  • ニューヨーク時間午後4時34分現在、ブルームバーグのドル・スポット指数はほぼ変わらず。欧州市場の多くが祝日で休場の中、薄商いだった
  • 米10年債利回りは約3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.58%。
  • 米ドルは対加ドルで0.3%安の1米ドル=1.3348加ドル。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1259ドル。ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=111円95銭

欧州時間の取引

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数が上昇。中国の刺激策は限定されるとの観測から、豪ドルやNZドルは上値が重かった。加ドルは原油につれ高。
原題:Canada’s Dollar Shines as Oil Rises to 6-Month High: Inside G-10(抜粋)
Dollar Gains as Antipodeans Slip, Loonie Advances: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500が小幅高、原油は6カ月ぶり高値

  22日の米国株市場ではS&P500種株価指数が小幅続伸。薄商いの中、一連の米企業決算発表に備える展開となった。米国債は下落、原油相場は大幅続伸。

  • 米国株はS&P500が小幅続伸、ダウ平均は下げ-エネルギー高い
  • 米国債は下落、10年債利回り2.59%
  • NY原油は6カ月ぶり高値、イラン原油禁輸の適用除外終了と米発表
  • NY金は小反発、米国とイランの関係緊迫化で逃避需要

  構成銘柄の大半が下げたものの、S&P500種は小幅な上昇を確保し、過去最高値まであと約1%で終えた。原油高を背景にエネルギー株が上昇した。一方、3月の米中古住宅販売件数が市場予想を上回る落ち込みとなったことから、不動産銘柄は下落した。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.1%高の2907.97。ナスダック総合指数は0.2%上昇。ダウ工業株30種平均は48.49ドル(0.2%)下げて26511.05ドル。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.59%。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続伸。一部の国・地域に対してイラン産原油の禁輸から適用除外としている措置を延長しないとトランプ米政権が表明したことを受け、6カ月ぶり高値となった。イランは米国の発表に対し、世界の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の封鎖を警告した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は1.70ドル(2.7%)高の1バレル=65.70ドルで終了。同限月はこの日が最終取引日となった。ロンドンICEの北海ブレント6月限は2.07ドル上げて74.04ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.1%高の1オンス=1277.60ドル。米・イラン間の緊張の高まりが金の逃避需要を押し上げ、前営業日に付けた年初来安値からやや持ち直した。

  決算発表シーズンが本格化する中、主要金融当局のハト派傾斜が世界経済の成長率を十分押し上げ、業績が悪化した場合の影響を打ち消せるかどうか、投資家は見極めようとしている。

  元メリルリンチのトレーダーで、市場分析のニュースレター「セブンズ・リポート」を創設したトム・エッセイ氏は、「S&P500種の過去最高値更新には、別の材料が必要になる」と22日の顧客向けリポートで指摘。先週は良好な中国経済指標、米中貿易の「進展」、平均インフレ率に関する米金融当局のハト派的見解といった材料があったにもかかわらず株価急伸には至らず、「こうした好材料が金融市場に織り込まれたという事実を反映している」と説明した。

  今週の注目材料としては、相次ぐ大手ハイテク企業の決算発表や、1-3月(第1四半期)の米国内総生産(GDP)などがある。
原題:U.S. Stocks Gain as Oil Rallies to Six-Month High: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Drift Lower as Stocks Hold Gains; Eurodollars Active
Oil Leaps to 6-Month High as U.S. Vows to Strangle Iran Exports
PRECIOUS: Gold Futures Rise From ’19 Low Amid U.S.-Iran Tensions

◎欧州債:休場、イースターマンデーの祝日で

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