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日本生命、オープン外債や外国株を増加-19年度運用計画

更新日時
  • 日本の超長期国債、「積極的に買う水準に足りない」-岡本財務企画
  • 新規資金は昨年度並みの1兆6000億円程度見込む
日本生命保険

日本生命保険

Photographer: Tomohiro Ohsumi
日本生命保険
Photographer: Tomohiro Ohsumi

日本生命保険は2019年度の運用計画で、為替リスクを回避せずオープンで投資する外国債券の残高やオルタナティブを含めた外国株の残高を増やす。今年度の新規資金は昨年度並みの1兆6000億円程度を見込んでいる。

  岡本慎一理事財務企画部長は22日の記者説明で、1%にほど遠い日本の超長期国債の水準について「積極的に買う水準には足りない」と述べた。一部国債に投資するが、積み増しは予定利率を引き下げた契約などの分にとどめ慎重に投資し、日本国債の残高は横ばいを計画。そのほか、外国債券を通貨スワップで円金利化して投資するなどで、国内債券等の残高は横ばいから増加を見込む。

  ヘッジ外債は、米ドルのヘッジコストの高止まりが見込まれ、残高は横ばいから減少を計画。海外の国債を売却しスプレッド収益が獲得できる社債やプロジェクトファイナンス(PF)に入れ替える。オープン外債の残高は増加。外債はヘッジとオープンの間で機動的に為替リスクをコントロールし配分調整する。岡本氏はオープン外債の積み増しについて「金利・為替次第で数千億円になる可能性もある」と述べた。

  国内株は横ばいを見込む。外国株式等については、利回り向上と分散投資に向けて、海外クレジット、海外PFに続き、実物資産を含めるオルタナティブ資産への投資で増加の予定。海外不動産・インフラでは今後2年間で2000億円の投資を計画している。国内不動産は物件のリニューアルを中心に投資しつつ、新規優良物件の取得にも柔軟に対応する。残高は横ばいとなる見込み。

【2019年度の運用計画一覧】

単位:億円国内債外債ヘッジ外債オープン外債国内株新規成長・オルタナ
日本横ばい~増加N.A.横ばい~減少増加横ばい増加
第一減少N.A.金利水準次第為替水準次第減少増加
富国▲300200500▲300200
大樹500弱増加▲数百3500程度横ばい100程度

【2019年度の金融環境見通し一覧(19年度末の水準)】


国内金利
(%)
米国金利
(%)
日経平均
(円)
ダウ
(ドル)
ドル円
(円)
ユーロ円
(円)
日本▲0.20~0.20
(0.00)
2.20~3.20
(2.70)
21000~26000
(24000)
24000~29000
(27000)
100~120
(110)
120~140
(130)
第一▲0.20~0.20
(0.00)
2.00~2.80
(2.30)
18000~24000
(20000)
22000~28000
(25000)
100~114
(108)
110~135
(125)
富国▲0.20~0.20
(▲0.0)
2.30~3.00
(2.60)
19000~24000
(23500)
23000~27000
(26000)
100~115
(110)
115~135
(125)
大樹▲0.10~0.20
(0.00)
2.40~3.00
(2.70)
20000~23000
(21500)
23500~26500
(25500)
104~114
(109)
118~133
(126)

※日本生命は年度末レンジ(年度末見通し)
※第一生命は想定レンジ(年度末中心)
※大樹生命(旧三井生命)は19年度末の見込み(中心)

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