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長期と超長期債が上昇、好需給観測で買い優勢-2年入札は無難通過

更新日時

債券市場では長期と超長期債が上昇した。月内に日本銀行の国債買い入れオペが2回残っていることから、好需給が継続するとの観測から買い圧力が掛かった。この日に実施された2年利付国債入札は海外投資家などの需要を背景に無難な結果となった。

  • 新発10年物354回債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.035%
  • 新発20年債利回り0.38%、新発30年債利回り0.57%と、ともに1bp低下
  • 長期国債先物6月物の終値は前日比1銭高の152円56銭。朝方は海外金利の上昇を受けて軟調となり、152円49銭まで下げたが、徐々に持ち直し、一時152円58銭まで上昇

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 前日の米長期金利上昇を受けてやや安く寄りついたが、積極的に売る動きはなく、底堅い展開になった
  • 週内に日銀オペが2回控えており、需給面はしっかり支えられやすい
  • 国内の10連休中には米国で連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されているほか、雇用統計の発表もあるが、当面は政策金利が据え置かれる見通しであれば、連休中は金利が急上昇するよりも円高などで下がる方のリスクがある

2年債入札

  • 最低落札価格は100円50銭、ブルームバーグがまとめた市場の予想中央値と一致
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.04倍、前回5.28倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は3厘、前回は3厘
  • 岡三証の鈴木氏
    • 予想通り無難な入札結果だった
    • 3月の公社債店頭売買高でも外国人投資家の買いが目立っており、当面はそうした買いがすぐになくなる状況は考えにくい
  • 備考:過去の入札結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.155%-0.035%0.380%0.570%0.610%
前日比+0.5bp 横ばい-0.5bp-1.0bp-1.0bp-0.5bp
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