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Photographer: Nadirah Zakariya/Bloomberg

アジアのチョコレートブームに乗るマレーシア企業、株価も記録的上昇

  • ダークチョコレートは健康的との認識広がり需要増加
  • グァン・チョンはカカオ豆生産国での設備増強を検討
Ripe cocoa pods sit in a pile at a Chocolate Concierge cocoa farm in Batang Kali, Selangor, Malaysia, on Friday, March 8, 2019. There is a rising crop of Asian artisanal chocolate makers that are daring to try — and succeeding — in the unlikeliest of places. As they gain local followings they garner gourmet awards from London and Paris and slowly win over chocolate lovers worldwide.
Photographer: Nadirah Zakariya/Bloomberg

アジアのチョコレート需要は成長著しい。その中心にいるのがマレーシア企業、グァン・チョンだ。

  グァン・チョンは利益が倍増したため、株価がクアラルンプール市場で過去1年に150%以上の大幅上昇を記録。チョコレート原料を生産する同社は、ブルサ・マレーシア消費者製品株指数の構成銘柄でトップパフォーマーとなった。 MSCIオール・カントリー・ワールド指数は過去1年間におおむね横ばいだった。

  カカオ豆加工でアジア最大の同社は、利益率改善や売り上げの増加で波に乗っている。純利益は昨年、1億8930万リンギット(約51億円)に倍増し、2019年は能力増強や持続的な利益率のおかげで「昨年並みの好調になる見込みだ」とブランドン・テイ・ホー・リアン最高経営責任者(CEO)は先週のインタビューで述べた。

Guan Chong shares power ahead in past year

  同CEOによると、「昨年以来、需要は旺盛」で、それが先物販売の増加の一因だという。一般的なスナックに比べて健康的と受け止められているダークチョコレートの消費量が増えているため、カカオ豆の需要が増加。アジアでの供給が限られているため、市場の需給が一段と逼迫(ひっぱく)している。

  グァン・チョンの株価は22日、約4%上昇し3.85リンギットとなる場面があり、終値で過去最高値を更新する勢いを見せている。

  将来的に同CEOは、加工工場をカカオ豆栽培地域の近くに移転させたい考えで、カカオ豆をすりつぶす能力を向こう10年で2倍にする意向だ。マレーシアやインドネシアでのカカオ豆生産が減少傾向にあることから、アフリカや南米などに進出することになる可能性もあるとし、「少し大胆であるため、二の足を踏む向きもいるが、そうすれば商機を見逃す」と語った。

原題:This World-Beating Stock May Just Be Everyone’s Cup of Cocoa (1)(抜粋)

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