コンテンツにスキップする
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本株は小幅高、増税延期の思惑で建設や小売高い-売買代金は低水準

更新日時
  • 自民が衆院補選で敗北、参院選に危機感かー東海東京調査
  • 前週末の欧米市場が休場と材料不足、10連休前に手控えも
Employees work at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Friday, Dec. 28, 2018. Japanese shares fell, with the Topix index capping its worst annual performance since 2011, in a year that saw U.S.-China trade tensions deal a heavy blow to investor sentiment.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

22日の東京株式相場は小幅に続伸。前日の衆議院の補欠選挙で自民党が敗北し、消費増税を延期する可能性があるとの見方が出て建設や小売りなど内需関連が高い。前週末から欧米市場が休日のため市場参加者は少なく、東証1部の売買代金は1兆6263億円と17年12月29日以来の低水準。

  • TOPIXの終値は前営業日比1.69ポイント(0.1%)高の1618.62、続伸は4月1日以来
  • 日経平均株価は同17円34銭(0.1%)高の2万2217円90銭

  21日に投開票された大阪12区と沖縄3区の衆院補欠選挙で、安倍晋三首相の自民党の公認候補が敗北した。自民党の萩生田光一幹事長代行は19日までに、消費税率8%から10%への引き上げ時期を今年10月から延期する可能性について言及していた。

  東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、「衆院補選で与党の自民党が敗れ、消費増税の延期論が浮上してくるとの連想が出てくるならばマーケットにはプラスに働く」と話した。「今夏の参議院選挙に向けて与党が何かしらの対策を検討するとの見方が出やすい」という。

  前週末の欧米市場がグッドフライデーの祝日で休場と手掛かり不足の中、方向感を欠く展開。朝方の売り一巡後の安値では押し目買いが入り、その後はプラス圏に浮上するなど前週末終値付近でもみ合った。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、「海外勢が休みで参加者が少ない中では株式相場のトレンドが出にくく、10連休を前にポジションを取りづらい」と話していた。

  東証1部33業種では、19年3月期営業利益速報値が会社計画を上振れたと19日発表した大和ハウス工業の建設株のほか、小売りや不動産、陸運、食料品などが上昇率上位。半面、電機や機械など景気敏感業種は売られた。しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、「4月以降にディフェンシブからシクリカル業種に資金シフトしていたが、ここにきて動きが止まったようだ。きょうは安い方を買って、高い方を売る動きがみられた」と話していた。

22日は小幅に続伸
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE