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アイフル:日本初ハイイールド公募債、1.5年-5月下旬にも起債

更新日時
  • 発行額は150億円前後で利率は1%程度の見通し-関係者
  • 世界的な低金利環境が日本に新たな市場をもたらす

消費者金融のアイフルが日本初のハイイールド債(低格付け債)を公募する。世界的な低金利環境が日本に新たな市場をもたらした。

  アイフル債の年限は1.5年で発行額は未定。利率などの発行条件は5月下旬にも決定する。主幹事の野村証券が資料で明らかにした。アイフルの発行体格付けは、格付投資情報センター(R&I)が「BB-」、日本格付研究所(JCR)は「BB」で、ともに投機的等級になる。発行登録枠は400億円を確保しているが、関係者によると発行額は150億円前後で利率は1%程度の見通しだ。

AIFUL Corporation logo seen displayed on a smart phone

アイフルのロゴ

Photographeer: Igor Golovniov/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

  アイフルは私募で3年債を昨秋に起債していたが、投機的等級の日本企業が公募で社債を発行する例は過去になかった。世界的に低金利環境が長引く中で、投資家は期間リスクに加えて信用リスクをとって少しでも高い利回りを求めている。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国内債投資格付け基準を投資適格のBBB格以上からBB格以下に昨年4月から緩和している。
  
  朝日ライフアセットマネジメントの大芦尚広シニアファンドマネジャーはアイフルのハイイールド債について、顧客との契約上で投資適格を投資先としているとしながら「買える投資家には優良な投資先になりうる」と話した。消費者金融セクターはキャッシュフローが見やすく、償還の確実性や今後の展望を見ても悪くないとしている。別の投資家は素晴らしいと評価した上で、プロミスなどの消費者金融が銀行の傘下に入り直接調達が必要なくなった中で妙味を十分に出してくれると述べた。私募と比べてどのくらい投資家層が広がるかに注目しているとしている。

  アイフル財務部IR広報課の松元宏太課長は、公募債を起債する背景として「私募債で収益性などを評価していただき投資家ニーズが確認できた」と語った。

(第4段落に投資家コメントを追加して更新します.)
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