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超長期債が下落、予想外の日銀オペ減額でーフラット化の修正継続

更新日時

債券市場では超長期債が下落。新発30年債や40年債の利回りは約1カ月ぶりの高水準を付けた。日本銀行が超長期債の国債買い入れオペを予想外に減額したことで、同ゾーンの需給緩和観測が広がり、利回り曲線のフラット(平たん)化を修正する動きが強まった。

  • 30年物62回債利回りは一時3ベーシスポイント(bp)高い0.585%と、新発債としては3月12日以来の高水準
  • 新発40年物11回債利回りは0.62%と、3月20日以来の水準まで上昇
  • 新発10年物354回債利回りは横ばいのマイナス0.03%
  • 長期国債先物6月物の終値は前日比2銭安の152円52銭。朝方に152円67銭まで上昇したが、オペ通知後に152円44銭まで下落場面も

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 今日のタイミングでのオペ減額は予想外で、こういう環境でも着実に減額してくることが分かり、今後は相場の上値が重くなってくるのではないか
  • フラット化を修正する流れの中で超長期のオペが減額され、基本的には利回り曲線をを立たせておきたいのだろう
  • 5月のオペ方針が変更されてもあまり驚きはないが、来週は長期ゾーンのオペ減額も意識されてくるのではないか
  
大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミスト
  • 米国金利の低下が一服して戻ってきているような流れに背中を押すような形で減額したのだろう
  • 金利を持ち上げたいというよりは、量を淡々と減らしていきたい中で、できるタイミングを見つけながら減額している

日銀買い入れオペ

  • 残存期間10年超25年以下が前回から200億円減の1600億円、25年超は100億円減の400億円にそれぞれ減額。1年超3年以下と3年超5年以下は据え置き
  • 残存10ー25年と25年超の応札倍率は前回から低下。25年超の平均落札利回り格差はプラス0.042%と、落札利回りは市場実勢より高め
  • 岡三証の鈴木氏
    • 超長期ゾーンの応札倍率は低下したが、慌てて買い戻すほど需給が締まっている結果でもない
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.155%-0.160%-0.030%0.385%0.575%0.620%
前日比+0.5bp-0.5bp 横ばい+0.5bp+2.0bp+4.0bp
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