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米連邦通信委、中国移動の米市場参入申請を却下へ-パイ委員長が言明

  • 米通信ネットワークを守ることが安全保障に極めて重要-パイ委員長
  • 経済スパイや情報収集活動に利用されると米側は懸念

米連邦通信委員会(FCC)のパイ委員長は17日、携帯電話事業者の中国移動(チャイナ・モバイル)が提出していた米国での通信サービス提供申請を却下する考えを表明した。米中通商対立の新たな火種となる可能性がある。

  パイ委員長は中国移動傘下のチャイナ・モバイルUSAについて、中国政府が間接的に支配していると指摘。国家安全保障の観点から申請を認めない方向で5月9日に採決すると言明した。

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米連邦通信委員会のパイ委員長

Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg

  中国移動は約8億9900万人の契約者を抱える世界最大の携帯電話事業者。米国と外国間の国際音声トラフィックを扱い、そのトラフィックと米通信ネットワークを結ぶことができる「コモンキャリア」として指定するよう当局に認可を求めていた。FCCに対して米国内の電話・モバイルサービスを提供する考えはないと説明。2011年に最初の申請書を提出していた。

  パイ委員長は電子メールで配付した文書で、「われわれの通信ネットワークを守ることが安全保障にとって極めて重要だ」と指摘。「他の連邦機関から提供された情報を含め、今回の手続きで証拠を審査した結果、中国移動による米国での通信サービスの提供申請は、甚大かつ深刻な安全保障・法執行上のリスクをもたらすことが明らかになった」と記した。

  米政府は国家情報機関と協力することを企業に義務付ける中国の法律を強く懸念しており、経済スパイや情報収集活動に利用される恐れがあると主張している。

原題:FCC Chief Moves to Deny China Mobile’s Bid to Enter U.S. (1)(抜粋)

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