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米地区連銀経済報告:数地区で経済活動が「幾分強まりつつある」

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米連邦準備制度理事会(FRB)が17日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、3月と4月初旬に米経済がわずかないし緩やかなペースで拡大したことが示された。数地区では経済活動が「幾分強まりつつあるとの報告もあった」としている。

  経済成長ペースに関する表現は、前回のベージュブックと同様だった。貿易を巡って一定の不透明感はあるものの、大半の地区で住宅販売が力強さを増し、製造業を取り巻く環境に明るさがあると報告された。個人消費に関する見解はまちまちだった。

  雇用については全米レベルで引き続き増加したと指摘。物価は前回のベージュブック公表時以降、緩慢な上昇を示しているとした。3月上旬に発表された前回の報告では、全12地区のうち10地区が景気はわずかないし緩やかに拡大しているとの認識を示していた。

  今回のベージュブックではまた、引き締まった労働市場環境が「持続的な賃金上昇圧力」につながり、大半の地区が賃金の緩やかな伸びを報告したと記された。

  「雇用の伸びが最も集中的に見られた分野は、高いスキルを必要とする仕事だった」と今回のベージュブックは指摘。「ただ、労働市場は引き締まった状態が続き、拡大のペースが抑制された」と記した。

  投入価格は緩慢ないし緩やかだったとし、「関税と輸送費、上昇している賃金がこうした傾向を促進する主因としてしばしば指摘された」とも記述。ボストン地区は、関税の影響を引き続き懸念しているとの声が一部にあったと報告。フィラデルフィア地区は「世界的に弱い需要と通商を巡る不透明感」が成長への重しになっているとの判断を伝えた。

  今回のベージュブックは、4月8日までに集めた情報を基にセントルイス連銀が作成した。
  
原題:Fed Saw ‘Some Strengthening’ Amid Slight-to-Moderate Expansion(抜粋)

(賃金に関する記述を追加して更新します.)
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