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UBS元女性法令担当、プリペイド携帯でインサイダー情報提供と検察

  • アブデルマレク、チョーカー両被告の公判がロンドンで始まった
  • 被告らはインサイダー取引を巡る5つの訴因で起訴された

スイス最大の銀行UBSグループの元コンプライアンスオフィサーで、インサイダー取引を巡り起訴されたファビアーナ・アブデルマレク被告の陪審裁判の初公判が、16日にロンドンで開かれた。UBSの投資銀行部門が扱っていた5件のディールに関する機密情報に被告が繰り返しアクセスし、プリペイド式携帯電話を使い友人と情報を共有していたと検察は主張した。

  英金融行動監視機構(FCA)の担当者が陪審に述べたところでは、アブデルマレク被告(36)は、デイトレーダーだったワリド・チョーカー被告(40)に情報を提供し、同被告は2013年6月から1年間にわたり株取引にそれを利用した。

  ジョン・マクギネス首席検事によれば、コンプライアンスオフィサーだったアブデルマレク被告は、「グローバル・リスト・システム」と呼ばれる内部のデータベースに記録されていたUBSが関与する全てのディール情報へのアクセス権があったが、部外者への情報開示が認められていないことは承知していた。

  検察によると、チョーカー被告は提供された情報に基づき、米化粧品メーカーのエリザベス・アーデンやドイツのケーブル事業者カベル・ドイチェランド・ホールディングの株式を購入。被告らは携帯電話のSIMカードを定期的に差し替え、チョーカー被告は携帯機も替えていたという。

  両被告とも無罪を主張しているが、インサイダー取引で有罪と認定された場合、最長7年の禁錮刑が科される可能性がある。

原題:Ex-UBS Compliance Officer Swapped Tips on Burner Phone, FCA Says

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