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日本株はことし高値、景気期待や米金利上昇-アップル関連や金融高い

更新日時
  • 独ZEW景況感指数は予想以上に改善、米10年債利回りは4bp上昇
  • 中国の経済指標はGDPや工業生産などが予想上回る

17日の東京株式相場は上昇し、株価指数はそろってことしの高値を更新した。欧州や中国の経済指標が予想を上回ったことで世界景気の改善期待が高まり、自動車や電機など輸出、非鉄金属、海運など海外景気敏感業種が買われた。米国の長期金利上昇で銀行や保険も高い。

  • TOPIXの終値は前日比4.22ポイント(0.3%)高の1630.68と反発
  • 日経平均株価は同56円31銭(0.3%)高の2万2277円97銭と5日続伸
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound

東証外観

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が16日発表した4月の独景況感指数は期待指数が3.1と市場予想の0.5を上回り、昨年3月以来のプラス圏に浮上した。米10年債利回りは2.59%と4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。きょう発表の中国の1-3月国内総生産(GDP)は前年同期比6.4%増と市場予想の6.3%増をやや上回り、工業生産も予想以上だった。

  東京海上アセットマネジメントの橋爪幸治シニアファンドマネジャーは「これまで半信半疑だった中国経済の回復が、きょうのデータで確認できた」とした上で、「中国の政策効果が持続的に出てくるとみられ、グローバルに景気回復が続きそう」と述べた。

  上げが目立ったのは村田製作所や太陽誘電などアップル関連、アドバンテストなど半導体関連、安川電機など設備投資関連株。米アップルとクアルコムが全世界での訴訟取り下げや供給で16日に合意し、クアルコムによる5Gモデムの供給でアップルの5Gモデル遅延への懸念が後退した。また「中国の政策効果も日本のエレキや設備投資関連を回復させる」と、東京海上アセットの橋爪氏は言う。

  水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャーは「10連休に備えてポジションを減らそうと考えている向きは減らし終わっている状況」と指摘した一方で、「相場が予想より強いとの見方から日本株ポジションをアンダーウエートにしていた向きがニュートラルにしようと買い戻している」と分析。株式需給が指数や大型株を押し上げている面もあるとした。

17日は反発でことし高値
  • 東証33業種では証券・商品先物取引や海運、輸送用機器、石油・石炭製品、銀行、機械が上昇、輸送用機器については日米貿易協定交渉の初会合終了という材料もあった
  • 下落では電気・ガスや精密機器、情報・通信、食料品、医薬品、陸運など景気に左右されにくいディフェンシブ関連が目立った
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