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Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

「フラッシュ・ボーイズ」のようなボットが仮想通貨で横行か-専門家

  • 「フロントランニング」のような慣行に利用されていると指摘
  • 研究者によれば、影響は数十億ドル規模になる可能性
A cryptocurrency mining rig composed of Asus Strix machines operates at the SberBit mining 'hotel' in Moscow, Russia.
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

「フラッシュ・ボーイズ」と呼ばれるハイフリークエンシートレーディング(HFT、高頻度取引)業者が駆使したような取引操作が、一部の仮想通貨交換所で横行しているとコーネルテックと他の大学の研究者らが論文で指摘した。

  先週発表された論文によれば、特殊なアービトラージボット(裁定取引の自動プログラム)が、分散型取引所(DEX)で一般ユーザーの取引を予測し、そこから利益を得ている。ボットを使う業者は、投資家の注文情報をいち早く知り、先回りして利益を得る「フロントランニング」のような慣行のために利用しているという。

  DEXはまだ取引量全体のごく一部を占めるにすぎないが、世界最大の集中型仮想通貨取引所バイナンスのような企業が独自のDEX設置に動き、他の多くも追随する中で、利用拡大が期待されている。DEXで横行する慣行が、集中型のプラットフォームでもまん延している可能性が高いとコーネルテックのアリ・ジュエルズ教授は分析する。

  コーネルテックのニューヨークキャンパスで先週行われたブロックチェーン(分散型デジタル台帳)関連の会議に出席したジュエルズ教授はプレゼンテーションで、「集中型交換所で違法行為がどの程度広がっているか見当がつかない。DEXで目にする状況から推測すれば、数十億ドル規模になるのではないか」との見方を示した。

Cornell blockchain

コーネルテックのNYキャンパスで行われたデジタル資産関連のイベント

原題:‘Flash Boys’ Trading Bots Are Running Wild on Crypto Exchanges

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