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Photographer: Kostas Tsironis/Bloomberg

通貨トレーダーは安心し過ぎ-ボラティリティー急拡大、すぐそこにも

  • CIBCやモルガンSなどボラティリティーの欠如について警鐘
  • 年後半に入るにつれ市場はその前提を再検証する必要とCIBC
Pedestrians pass a digital sign advertising the latest rates for Turkish lira in the window of a currency exchange bureau in Istanbul, Turkey, on Monday, June 25, 2018. The gains in Turkey’s lira that followed Recep Tayyip Erdogan’selection victory fizzled out as investors worried that the president’s sweeping new powers may stymie efforts to rein in inflation and the widening current-account deficit.
Photographer: Kostas Tsironis/Bloomberg

外国為替市場に緊張感が欠けている。近い将来に一段の金融政策正常化で大きな波風を起こすことはしないと中央銀行が保証してくれたかのように見える中で、今後数カ月のボラティリティー拡大予想は大きく後退している。

  だがカナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)やモルガン・スタンレー、スコシアバンクのストラテジストらは、ボラティリティーの欠如について警鐘を鳴らす。

  米連邦準備制度は世界的なリスクが金利据え置きを正当化するとの姿勢を明瞭にしたものの、2019年後半に成長が回復すれば利上げが再び議題に上る可能性は十分にある。同様に、欧州中央銀行(ECB)の政策正常化措置の見通しを完全にゼロとするのも危険だと指摘する声もある。

  

Volatility has fallen as traders dial back expectations for central bank tightening

  しかし、市場は数年ぶりの穏やかな見通しを織り込んでいる。世界の通貨変動についてのJPモルガン・チェースの指標は6.2%付近まで落ち込み、終値ベースで14年以来の低水準となった。今年1月時点では9.3%だった。

  CIBCのG10通貨戦略責任者ジェレミー・ストレッチ氏はブルームバーグラジオの番組で「今年の半ばから後半に入るにつれ、市場はその前提を再検証する必要があるだろう」と指摘。「投資家は金利サイクルについて現在見込んでいる非常に穏やかなシナリオを見直すことを余儀なくされ、それが市場にある程度のボラティリティーをもたらす可能性がある」と述べた。

原題:Volatility Explosion May Lurk Around Corner as FX Traders Lulled(抜粋)

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